ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Riminèse
Riminèse B

末尾の「B」は葡萄の果皮色の略号で「ブラン」即ち白ワイン用の品種です。フランス語表記なのでリミネーズと発音するはずですが違っていれば後程訂正致します。

まずフランス農水省公式葡萄カタログの表記「Riminèse」を VIVC のサイトで検索すると次の3つの葡萄が出てきます。

RIMINESE 10097
RIMINESE ALBANA 224
RIMINESE CILIEGIOLO 2660

即ちリミネーズ 10097 、正式名称アルバーナ 224 、正式名称チリエジオーロ 2660 の3種類。

画像は元祖フランス葡萄品種のサイトからこちら、新フランス葡萄品種のサイトからこちらをご覧下さい。

おやおや後者ではこの葡萄はイタリア名「Albana B」でイタリア政府公式登録されているとのこと。

ホンマかいな?

こちらに VIVC 番号 224 はイタリア政府公式登録されていて、パスポートデータを見ると 32 あるシノニムの一つに「RIMINESE」は存在します。しかしイタリア政府は登録していてもフランスのお墨付きは見当たりません

リミネーズをシノニムに持つもう一つのイタリア品種チリエジオーロは残念ながら赤ワイン用の黒葡萄ですからこれは当て嵌まりません。

ならば VIVC 10097 フランス原産のリミネーズのパスポートデータを開いてみるとこちらの通りフランス公式登録されています。栽培面積はこちらの通り、新フランス葡萄品種のサイトのデータ(1958年 35ha 、2011年 0.2ha)とほぼ一致します。

という訳で新フランス葡萄品種のサイトの「Il correspond au cépage italien Albana B. 」並びに「En Italie, le Riminèse B peut officiellement être désigné par le nom "Albana B". 」はどちらも間違いということに相成ります政府系のサイトがこれでは困ります

ちなみにこの品種を使ったワインはこちら、この品種を栽培していそうな生産者はこちら、2者の共通点はコルシカ島の生産者であるということ。

従ってコルシカ島原産の可能性が高いはず。

2011年現在、コルシカ島に僅か 0.2ha だけしか栽培されていない稀少葡萄であります。

| ワイン雑感 |
| 02:03 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::2013年05月02日
All Rights Reserved./Skin:oct