ワインと葡萄

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Parrelhada ? 正しくはParellada
Parrelhada ? 正しくはParellada

日頃はこちらの「LISTE A1 DES VARIETES DE VIGNE INSCRITES AU CATALOGUE OFFICIEL」から順に追っていますが、念のため 2012年 2月 20日付のリストを確かめました。ですがこちらにも「Parrelhada」としてあります。サイトの更新はあっても従来からの品種名の見直しなどは無いみたいですね、お役所とはそんなところなのでしょう。

ちなみに、同じくフランス政府が管理しているはずの新フランス葡萄品種のサイトはこちら、品種名は「Parellada B」となっています。

Parrelhada」というのは正式名称 Parellada のシノニムの一つではなく明らかにミスプリントでしょうね、なんか意味のある言葉とは思えません。フランス農水省が管理するサイトですが間違いを放置するとは法治国家とは思えない所業であります^^。

Parellada パレリャーダ、読み方は Forvo のサイトからこちらを開いてお聞き下さい。フランス原産ではなくスペイン原産の白品種です。スペイン政府が管理しているワインサイトからこちらをご覧下さい。日本語のサイトはこちら、この品種についての説明をコピーさせて頂くと

Parellada【パレリャーダ】

カタルーニャ地方に古くから根付いてきたこの地方の固有品種。
19世紀末に、カバのメーカー「コドルニュ」のホセ・ラベントスによって、高品質なカバには欠かせない品種として採用されるようになった。主として標高300~600メートルの土地で栽培され、芽吹きが早いためにしばしば霜に遭いやすく、栽培が難しい品種でもある。
遅く熟す品種だが、収穫時の果皮はまだ緑色をし、酸度もしっかりしている。花の香りに富み、カバに優雅さや柔らかさを加える。単独でも白ワインが造られるようになってきた。やや熟したアロマを感じさせるが、ボディのしっかりした白ワインとなる。


画像は新フランス葡萄品種のサイトからこちら、元祖フランス葡萄品種のサイトからこちらをご覧下さい。「新」のサイトではいつものようにフランスでの栽培面積表示がありません。恐らく微々たるものなのでしょう。

当然の事ながらこのパレリャーダが主に栽培されているのはスペインで、ちょっと古いデータですがこちらのように現在でも1万ヘクタール以上栽培されているはずです。

さてこのパレリャーダを使ったフランスワイン、見掛けませんね。スペインではカヴァの重要な品種の一つですけど。ですが南フランスのあちこちのIGP 葡萄品種規定にはちゃんとその名が載っています。


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Pagadebiti 正式名称 PAGADEBITO
Pagadebiti B

スペルを見る限りではイタリア語のはず、パガデビーティと発音するように思いますが Forvo の発音はこちらです。フランス農学研究所関連サイトではフランスはコルシカ島原産の白品種としていますが、元祖フランス葡萄品種のサイトはイタリアの品種でシノニムとしてbiancone, curtinese もしくは cortinese, carca mulu, pagadebito を挙げています。

一方新フランス葡萄品種のサイトはコルスの品種もしくは本来イタリア原産のどちらかの可能性があるというような曖昧な表現をしています。

さて VIVC から「Pagadebiti」を品種名検索で調べると2つが結果として現れます。

BOMBINO BIANCO 1533 と PAGADEBITO 8867

いずれもイタリア原産の白品種ですが似たようなシノニム、PAGADEBITI DI PORTO S.STEFANO パガデビーティ・ディ・ポルト・サン・ステファーノを持つ白品種 BIANCONE 1335 であるという考えが元祖フランス葡萄品種の説であります。

ボンビーノ・ビアンコのパスポートデータはこちら、パガデビートのパスポートデータはこちらですが、どちらがフランス農水省の登録する「Pagadebiti」かお分かりでしょうか?

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