ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Nebbiolo
Nebbiolo N

ワインがお好きな人なら周知の通りイタリアの銘酒バローロ・バルバレスコに使われる葡萄、ネッビオーロがなんとフランス農水省公式葡萄品種目録に載っているのです。

ひょっとしてイタリアとの国境周辺で栽培されているのでしょうか? ネットで検索してみるとフランス語のWikipédia のこちらに載っていました。1970年代に突如彗星の如く現れた Mas de Daumas Gassac マス・ド・ドーマス・ガサック、昔私が個人的に輸入して日本に広めた生産者の一つであります。

もう引退して息子に任せているのかも知れませんが創業者エメ・ギベール氏は自分の畑に数々の葡萄品種を植え可能性を追求した人物です。エロー県にカベソーを植えて初めて成功したのも彼だったはず。でも世界中の人が知るようになったら価格はとんでもないことになってしまいました。

さて話しを本題に戻し、ネッビオーロの画像を見ましょう。

VIVC からこちらがネッビオーロのパスポートデータです。12 ある画像からこちらが葡萄房の拡大画像です。かなり大きな房でワインが沢山生まれそうです。

フランス農水省が管理しているのでしょうか、新フランス葡萄品種のサイトにはフランス農水省公式葡萄品種目録に載っている品種はすべて取り上げられています。こちらをご覧下さい。イタリアの品種とハッキリ記載されていますが 2011年現在フランス国内でほんの僅か 1ha 栽培されています。マス・ド・ドーマス・ガサックもその一部なのでしょう。

元祖フランス葡萄品種のサイトはこちら、ピエモンテ州原産としていますが、フランス農学研究所関連サイトはこちらの通りロンバルディア州原産としています。イタリアには違いありませんが、どうやら原産地は2つの説があるみたいです。

現在報告されている限りですがこちらのデータが示すようにイタリアがその殆どを占めアルゼンチン、そしてほんの僅かながらドイツとなっています。

さてネッビオーロをもしフランスで栽培してワインを造ったらどうなるのでしょうか? つまりワインのカテゴリーはどうなるのかと申しますと答えは Vin de Table でしかありません。現在のところフランスの IGP(以前のヴァン・ド・ペイ)の葡萄品種規定にこの葡萄はありませんので、ただ単なるヴァン・ド・ターブル(フランセーズ)としかならない訳です。

従ってフランス農水省が敢えて取り上げる必要はないと考えますが如何でしょうか。

| ワイン雑感 |
| 03:37 PM | comments (0) | trackback (x) |


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Copyright © 2006 ワインと葡萄::2013年03月17日
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