ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

正式名称 MUSCAT HAMBURG
葡萄品種 Muscat de Hambourg N

フランス農水省公式葡萄品種目録では上記の通りですがカタカナ表記するとフランス語なのでミュスカ・ド・アンブールとなるはず。ですがこれはシノニムの一つであり、英国原産なので正式名称は英語で MUSCAT HAMBURG、カタカナ表記はマスカット・ハンバーグで良いと思います。

VIVC のパスポートデータはこちらで、そのオリジンについてはコピーさせて頂くと

Original pedigree SCHIAVA GROSSA × MUSCAT OF ALEXANDRIA

Prime name of pedigree parent 1 :SCHIAVA GROSSA
Prime name of pedigree parent 2 :MUSCAT OF ALEXANDRIA

マスカット・ハンバーグはイタリア原産スキアーヴァ・グロッサを母、マスカット・オブ・アリグザンドリアを父として生まれた交配種。1850年英国の個人栽培家 Snow 氏が交配に成功したとのことで、96 例報告されているシノニムの中に SNOW'S、SNOW'S MUSCAT HAMBURG、SNOW'S MUSCAT HAMBURGH が含まれています。

画像ですが VIVC の MUSCAT HAMBURG のページを開き

Photos of the cultivar 14

の「14」の数字をクリックすると多数の画像が現れますので、例えば最下段左から2番目の葡萄房の画像をクリックして「Zoom +」を2回クリックするとこちらの画像が登場するはずです。

元祖フランス葡萄品種のサイトはこちら、新フランス葡萄品種のサイトはこちらをご覧下さい。後者によると2008年現在フランスでの栽培面積は 4,320ha とかなり広い。

ですけどアペラシヨンを有するワインでこの品種が使えるのは AOC Palette だけとなっています。もちろん IGP では南フランス一帯カバーしているのですが・・・

栽培面積が大きいのは理由があります。

AOC Muscat du Ventoux 、ワインのアペラシヨンと違います、食用葡萄ミュスカ・デュ・ヴァントー、こちらがその詳細情報。
アペラシヨンの詳細規定はこちらで葡萄品種規定についてはコピーさせて頂くと

Les raisins bénéficiant de l’appellation d’origine Muscat du Ventoux doivent provenir uniquement du cépage « muscat de Hambourg ».

ミュスカ・ド・アンブールだけがこの「ミュスカ・デュ・ヴァントー」に適合するという訳です。日本で云うと巨峰かピオーネのようにスーパーに並ぶのでしょうね。

ですからこの品種、フランスではワイン用と云うより食用と捉えた方が良さそうです。

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Muscat cendré
Muscat cendré B

ミュスカ・サンドレという名の白品種ですが全く知らない名前でした。それもそのはず 1973年アルザスはコルマールのフランス農学研究所によって交配で生まれた品種であります。VIVC のパスポートデータはこちら
コピーさせて頂くと

Original pedigree :PINOT GRIS × MUSCAT OTTONEL

Prime name of pedigree parent 1 :PINOT GRIS
Prime name of pedigree parent 2 :MUSCAT OTTONEL

即ちミュスカ・サンドレはピノ・グリを母、ミュスカ・オットネルを父として生まれた交配種。その「夫寝る」はこちらの通りまた交配種であり

Original pedigree CHASSELAS × MUSCAT D'EISENSTADT

Prime name of pedigree parent 1 :CHASSELAS BLANC
Prime name of pedigree parent 2 :INGRAM'S MUSCAT

ミュスカ・オットネルはシャスラ・ブランを母、イングラムズ・マスカット(シノニムの一つがMUSCAT D'EISENSTADT)を父として 1852年フランスで生まれた葡萄品種です。

ミュスカ・オットネルの父イングラムズ・マスカットはこちら、英国原産の黒葡萄です。

先ずは画像を見てみましょう。元祖フランス葡萄品種のサイトはこちら、新フランス葡萄品種のサイトからこちらをご覧下さい。両者の画像は同一ですね。ネット上では他に画像は見当たりません。

さてこの 1973年生まれの新品種ですが、IGP Franche Comté と IGP Haute-Marne の白ワインの葡萄品種規定にその名があります。コルマールのフランス農学研究所で生まれた訳ですから当然アルザスに使われるはずと思って調べたらこんなサイトが見付かりました。

こちらによると現在のところアルザスの畑に於いて実験の段階であり、アペラシヨンに組み入れられるかどうか目下研究中とのことです。


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