ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Mollard
Mollard N

道徳を意味するモラルは Moral または Morale ですが、こちらの葡萄はモラール(Forvo の発音はこちら)と発音する黒品種で、フランス農学研究所関連サイトによるとフランスはローヌ・アルプ地域圏のオート・ザルプ県原産とのことです。

VIVC によるとこちらの通り、母親葡萄は例の GOUAIS グエ、正式名称ホイニッシュ・ヴァイス。フランスでは大変嫌われた葡萄だったのですが、その子孫の多くは現在のフランスワインと密接な関係にあります。

先ずは画像から。

元祖フランス葡萄品種のサイトはこちら、新フランス葡萄品種のサイトはこちらをご覧下さい。

フランスに於ける栽培面積は VIVC からこちら、これは新フランス葡萄品種のサイトのデータと一致します。2011年現在の栽培面積は 24ha とのこと。

シノニムは 11例報告されています。

BEISSIER
BOISSIER
CHALIANT
CHOLION
MOLAR
MOLARD
MOLARD NOIR
MOLLAR
PETIT MOLLAR
PLANT DE VEYNES
TALLARDIER

アペラシヨンを有するワインにこの品種は使われませんがヴァン・ド・ペイ、現在で云う IGP のワインでは結構使われているみたいです。モラール主体のワインは例えばこちらの Domaine de la Clochère ドメーヌ・ド・ラ・クロシェール、そしてこちらの Domaine Petit août ドメーヌ・プティ・トゥッツなど IGP Hautes-Alpes の生産者で販売されています。

その地方独自の葡萄が存在するから地酒に特徴が生まれる訳です。沢山の葡萄品種を並べただけのIGP 葡萄品種規定は見直す必要があると思います。

| ワイン雑感 |
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