ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Planta Fina
Planta Fina

プランタ・フィナが正式名称ですが原産国はスペインです。VIVC のサイトはこちらで、この品種はシノニムが沢山あり現在まで 58例報告されています。

少し例を挙げると

ALICANTE
ALICANTE BLANC
ALICANTE BLANCO
ALICANTE BRANCO
BELDI
BELDI DAMSCHINO
BELDI DE TUNIS
BOAL BRANCO
DAMAS BLANC
DAMASCHINO
DAMASSKII BELYI
DAMASSKY BLANC
ESPAGNOL
FARANA
FARANA BLANC
MAJORKEN
MAJORQUEN
MAJORQUIN
MAYORCAIN
MAYORKIN
MAYORQUEN
MAYORQUEN BLANC
MAYORQUIN
MAYORQUIN BLANC

如何でしょう? ですが最も注目すべきシノニムは太字の「ESPAGNOL」であります。

現在の法令にはその表記がありませんけど、旧法では葡萄品種規定に注目すべき事柄が存在していました。1980年の法律原本をコピーしたものがネット上にあります。こちらをご覧下さい。アペラシヨン・ベレの葡萄品種規定にご注目!

白ワインの主要品種に「rolle , roussan , spagnol ou mayorquin」またロゼの第2次的品種にも同じ「spagnol ou mayorquin」の文言があります。スパニョルもしくはマヨルカン? 

前にも申し上げたようにこのころの赤本はミスプリントが非常に多く、本来マヨルカンより通っていた名称スパニョルが実はミスプリントであった可能性が高いと思うのです。

というのは「spagnol」文献によっては「spaniol」というシノニムあるいは正式名称を持つ葡萄品種は残念ながら存在しないのです。VIVC のサイトからこの2つの名称で検索しても葡萄品種は現れません。

当時の赤本では、本来「espagnol」と印字しなければならなかったのが「e」を飛ばして「spagnol」のまま印刷されてしまったはず。

「espagnol」をシノニムとする黒品種はARGANT、BOBAL、CINSAUTそしてDANUGUE 3425 の4つが存在しますが、白品種はプランタ・フィナだけであります。よってエスパニョルはプランタ・フィナであることが明白。

従って昔の法令は印刷漏れ、正しくは「spagnol ou mayorquin」、両方のシノニムに合致するのは PLANTA FINA だけであり、正式名称 DAMASCHINO にはmayorquin というシノニムはあっても espagnol というシノニムは持っていません。

プランタ・フィナの栽培面積のデータとフランス政府公認新フランス葡萄品種のサイトが公表するマヨルカンの栽培面積のデータがほぼ一致すること。

さらにはダマスキーノはシチリア島にしか現在栽培されていないことなどの理由でフランス政府がダマスキーノをマヨルカンとして自国の政府公認葡萄品種として登録しているのは全くの誤りであることを指摘致します。

PLANTA FINA こそがフランスの AOC Bellet で使うことが許されている白品種「Mayorquin」の正式名称であります。

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