ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

アペラシヨン・ベアルンの白ワイン
先日の続きです。

これは昔の法令とはかなり違っています。葡萄品種ラフィア・ド・モンカードのブレンドが50%以上と決められたのはつい最近のはずで昔はこんな規定がありませんでした。

で、調べてみると次のことが分かりました。

各地(純ベアルン地区、ジュランソン・ベアルン地区、マディラン・ベアルン地区)の畑を持つ生産者が多いのでジュランソン、ベアルンそしてマディラン(パシュラン・デュ・ヴィック・ビル)の生産者はジュランソン地区で赤ワインを造る時アペラシヨン・ベアルンを用い、マディラン地区でロゼを造る時にやはりアペラシヨン・ベアルンを用いることが多いとのこと。(ジュランソン地区でロゼ・赤はそのアペラシヨン名では売られない、マディラン地区で造るロゼも同様)

白ワインとしては甘口も辛口も世界的にはジュランソンが有名になったのでマンサン・グロ・ブラン、マンサン・プティ・ブランをメインに栽培してアペラシヨン・ジュランソンで売っていこうというもの。

で、宙に浮いてきたのがベアルン・ブラン。

そのためベアルン・ブランに特色を持たせるため敢えて稀少品種であるラフィア・ド・モンカードを過半数以上ブレンドすることになったというもの。

即ちマディラン・ベアルン地区ではアペラシヨン・マディランの赤ワインとアペラシヨン・パシュラン・デュ・ヴィック・ビルの白ワイン、そしてアペラシヨン・ベアルンのロゼが造られている。ジュランソン・ベアルン地区では主に白ワインだけの生産、即ちラフィア・ド・モンカードは使わないアペラシヨン・ジュランソンの白ワインを生産する。純ベアルン地区ではアペラシヨン・ベアルンのロゼと赤そして少量のラフィア・ド・モンカードを大量に使ったアペラシヨン・ベアルン白ワインが造られているというのが現状です。

おまけ:Sauce béarnaise ソース・ベアルネーズはこのベアルン地方のソースという意味で何もベアルンの白ワインを使うものではないということ。

| ワイン雑感 |
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