ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Egiodola
Egiodola N

エジオドラはワイン用と云うよりむしろ葡萄果汁、飲料としての葡萄ジュースに用いられることの方が多いかも知れない葡萄品種であります。ジュース用ならアメリカ原産のヴィティス・ラブルスカ、コンコード種の方が有名ですけどね。発音ですが日本で一般的な「ド」にアクセントを置く「エジオドーラ」ではなくこちらの通りアタマにアクセントのある「エジオドラ」になるはずです。

画像は元祖フランス葡萄品種のサイト新フランス葡萄品種のサイト、VIVC のサイトをご覧ください。VIVCのサイトではページの中段

Photos of the cultivar 3
Photos of accessions in DEU098 5

の「3」「5」は画像の数を示していてその数字をクリックすると画像が現れます。拡大することも可能ですが重いことだけご了承ください。

3つのサイトを要約するとこのエジオドラは1954年、ボルドーのフランス農学研究所に於いて母方にアブリュウ、父方にティンタ・デ・マデイラから生まれた品種であります。

上記3つのサイトが最新の情報と云うことになります。

ところがフランス農学研究所関連と思われるこちらのサイトを見ると

INRA de Bordeaux でフェールを母方、アブリュウを父方として生まれた品種。さらに詳細には1978年に承認されたとあります。abcduvin のサイトも同じ。
さらに Dicro-du-Vin.com では母方に中る品種をフェールではなく fer servadou としています。

これらのデータは古い訳で、最近のINRA・モンペリエでの DNA 解析結果を考慮に入れておりません。フェール・セルヴァドウは正式名称フェールのシノニムですが最近までは前者が正しい名前と思われていた訳です。

ネットでは最新の情報だけではなく、古い(最新の情報とは異なる)データが大量に残っています。ですから見極めが肝心と考えます。

さて新フランス葡萄品種のサイトによるとエジオドラのフランスでの栽培面積は 2011年現在 231ha 、アペラシヨンを有するワインに使われることは無いみたいです。

ですけど IGP の葡萄品種規定を見ると次々に見つかります。IGP Alpilles 、Atlantique 、Calvados 、Charentais 、Coteaux d'Enserume 、Coteaux de Chalosse 、Côtes de Thongue 、Côtes Verneille 、Landes 、Mediterranee 、Saint-Guilhem-le-Désert 、Val de Loire 、Var などの葡萄品種規定にその名前が載っています。面白いのはカルヴァドス

林檎から造られる蒸留酒のカルヴァドスは有名ですが IGP カルヴァドスは赤・ロゼ・グリ・白のワインについての法令です。即ちAOC Calvados は蒸留酒カルヴァドスの法令、IGP Calvados はワインの法令ですので注意が必要です。

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