ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Abouriou
Abouriou アブリュウ

フランス人に発音して貰うと我々には「アブヒュウ」と聞こえるかも知れません。ボルドーからガロンヌ川上流に進むと、ジロンド県からロット・エ・ガロンヌ県に入りますが、そのロット・エ・ガロンヌ県に入ったところに広がるアペラシヨン・コート・デュ・マルマンデの赤ワインにブレンドされるのがこの品種であります。

もちろん果皮が黒い黒品種で果皮が分厚いため病気に強い品種とされています。

画像は元祖フランス葡萄品種のサイトからこちら、新しいサイトならこちら、VIVC のサイトはこちらをご覧下さい。

そのルーツですが元祖のサイトでは「モンペリエでの遺伝子的解析の結果マグドレーヌ・ノワール・デ・シャラントの子孫である」としていますが、VIVC ではそれについて全く触れていません。

VIVCのサイトからペディグリーの検索でマグドレーヌ・ノワール・デ・シャラントを調べると

1. COT 2889  MAGDELEINE NOIRE DES CHARENTES × PRUNELARD

2. GUIGNARD DE SAINTOURS 14927 MAGDELEINE NOIRE DES CHARANTES × HEUNISCH WEISS

3. MERLOT NOIR 7657 MAGDELEINE NOIRE DES CHARENTES ×CABERNET FRANC

4. MOURTES 15054 MAGDELEINE NOIRE DES CHARENTES × PENOUILLE

上記の4種類しか今のところ判明していないとのことです。

シノニムは14例報告されており

BEAUJOLAIS
EARLY BURGUNDER
EARLY BURGUNDY
GAMAY BEAUJOLAIS
GAMAY DU RHONE
GAMAY ST. LAURENT
MALBEC ARGENTE
NEGRET DE LA CANOURGUE
NOIR HATIF
PLANT ABOURIOU
PLANT PRECOCE
PRECOCE NAUGE
PRECOCE NOIR
PRESSAC DE BOURGOGNE

とブルゴーニュっぽい名前を多く見掛けますが、これらはボルドーや現地の人の呼び名であり恐らく姿形がガメイ・ノワールに似ていたことに由来するものと考えます。

今現在のアペラシヨン・コート・デュ・マルマンデの詳細はこちらを開いて左のメニューの上から9番目をクリックするとご覧頂けます。

アペラシヨン・コート・デュ・マルマンデのロゼと赤ワインに使用できる必須品種の一つであり、こちらのグラフからフランス全土に於いて1958年には殆ど植えられていなかったのが 1968年にピークを迎え 2011年では 314ha 栽培されていることが分かります。

アブリューはこのアペラシヨン以外に AOC Buzet アペラシヨン・ビュゼの赤・ロゼの補助品種、AOC Estaing アペラシヨン・エスタン赤・ロゼの補助品種(この地区ではガメイ・サン・ローランというシノニムが一般的)、AOC Brulhois アペラシヨン・ブリュロワの補助品種に指定されています。

「A」から始まる葡萄品種ではアペラシヨンを取得しているワインに使うことの出来る最初の葡萄品種と云うことに相成ります。

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