ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

毎年のようにコロコロ変わるワイン法
尿管結石のためしばらくブログをお休みさせて頂きましたが、身体は昨晩より復活しております。

さてイタリアのワイン法は毎年のようにコロコロ変わると申し上げていますが、それに負けじとフランスのワイン法もしょっちゅう変わっているのです。

原因として拙ブログで述べているように近年葡萄品種が次第に解明されてきたことがその理由の一つで、もう一つはコミューンの統廃合によるものと考えます。

例えば AOC Chablis Grand Cru 、2008年9月の時点で拙ブログのこちらで各クリマの属するコミューンについて述べましたが、現在 Fyé フイエと Poinchy ポワンシーは地名としては残っているもののコミューンとしてはシャブリに組み入れられてしまいました。従って現時点でのシャブリ・グラン・クリュの領域はは全てコミューン・シャブリの範囲内であります。

ところがフランスワインの法律というものいい加減な訳で、現時点ではコミューン・ポワンシーは存在しているかの如く一部のデノミナシヨンの範囲としてネット上では残っているのです。

INAOのサイトからコミューン別デノミナシヨンの検索で「Poinchy」と入力して検索するとワイン関連では

AOC - AOP --Chablis premier cru Beauroy
AOC - AOP --Chablis premier cru Vaulorent
AOC - AOP --Chablis premier cru Vaupulent

と現れます。一例を申し上げるとシャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワの詳細ページを開いてコミューンのAire géographique : もしくはZone de production du raisin : をクリックすると

Yonne (89) : Poinchy

と表示されます。ですがやっとの事でまともに動くようになったコミューン・ドット・コムのサイトから Poinchy を探しても出てきません。現在そういう名称のコミューンは存在しないからです。

それでは Fyé はと云うと、それに合致するコミューンは現在存在します。
Ville de Fyé 72610, Sarthe, Pays de la Loire, France ですが全く地域の異なるコミューンであり、シャブリの近くに存在した 89800 Fyé ではありません。

某国ソムリエ協会はこのようにコロコロ変わるワイン法に対応していくことが出来るのでしょうか、私は甚だ疑問だと思います。

ソムリエ教本など丸暗記したところで現状と違うことを覚えても何の役にも立ちません。

そういえばつい先日サンテミリオンの格付けがまた変わりましたね。



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| 05:19 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Annuaire Mairie |2013/05/22 04:40 PM |
system-d |2012/09/12 11:29 PM |


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