ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Touraine-Mesland ところ変われば葡萄品種は異なる
次にトゥーレーヌ・メランはトゥーレーヌ・アンボワーズの東に隣接していますが、県が異なるのとロワール川右岸に限られるのが位置的特徴でしょうか。地図をご覧頂きブロワ城で有名なブロワの西側、赤線で囲まれた「3」がその範囲になります。注意して下さい、飛び地というか含まれない範囲があります。

地名で申し上げると Loir-et-Cher (41)県の Chambon-sur-Cisse シャンボン・シュル・シス, Chouzy-sur-Cisse シュジ・シュル・シェール, Mesland メラン, Molineuf モリヌフ, Monteaux モントー, Onzain オンザンの各コミューン。

先程申し上げた飛び地とはトゥーレーヌ・メランに含まれないコミューンのことでそれは Coulanges クランジュであります。

アゼ・ル・リドやアンボワーズは有名なロワールの古城の名前ですがメランは単なるコミューンの名前です。

トゥーレーヌ・メランはトゥーレーヌ・アンボワーズ同様白・ロゼ・赤の種類があり、ところ変われば品変わるの原則通り隣同士ながら葡萄品種構成は異なります。

Vins blancs
- cepage principal : chenin B ;
- cepages accessoires : chardonnay B et sauvignon B.

Vins rouges
- cepage principal : gamay N ;
- cepages complementaires : cabernet franc N et cot N.

Vins roses
- cepage principal : gamay N ;
- cepages accessoires : cabernet franc N et cot N.

割合については

Vins blancs
- La proportion du cépage chenin B est supérieure ou égale à 60 % de l’encépagement ;
- La proportion du cépage sauvignon B est inférieure ou égale à 30 % de l’encépagement ;
- La proportion du cépage chardonnay B est inférieure ou égale à celle du cépage sauvignon B et est inférieure ou égale à 15% de l’encépagement.

Vins rouges
- La proportion du cépage gamay N est supérieure ou égale à 60 % de l’encépagement ;
- La proportion du cépage cot N est comprise entre 10 % et 30 % de l’encépagement ;
- La proportion du cépage cabernet franc N est comprise entre10 % et 30 % de l’encépagement.

Vins rosés
La proportion du cépage gamay N est supérieure ou égale à 80 % de l’encépagement.

即ちトゥーレーヌ・メランの白ワインは主要品種シュナン・ブラン、補助品種にシャルドネ・ブランとソーヴィニョン・ブラン。シュナン・ブランは60%以上、ソーヴィニョン・ブランは30%以下、シャルドネ・ブランはソーヴィニョン・ブランの割合より同じか少ないことが条件で全体の15%以下。

赤ワインの主要品種はガメイ・ノワールで、必須品種としてカベルネ・フランとコットがあります。主要品種ガメイ・ノワールは60%以上、カベルネ・フランとコットは最低10%~最高30%sという規定。

ロゼはガメイ主体(80%以上)、補助品種としてカベルネ・フランとコット。

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Touraine-Amboise トゥーレーヌ・アンボワーズ
次にトゥールよりは東、県で云うとアンドル・エ・ロワール県内のAire géographique de la dénomination Amboise デノミナシヨン・トゥーレーヌ・アンボワーズを見ましょう。

名前の由来はもちろん有名なアンボワーズ城ですがアンボワーズ城では残念ながらワインは造られていないはず。

トゥーレーヌ・アンボワーズはいずれもスティルワインの白・ロゼ・赤があり発泡性ワインはありません。同じ地図ですが2の枠内

Indre-et-Loire (37)県 : ロワール川左岸の Amboise アンボワーズ, Chargé シャルジェ, Mosnes モヌ, Saint-Règle サン・レグル

ロワール川右岸の Cangey カンジェ, Limeray リムレ, Montreuil-en-Touraine モントルイユ・アン・トゥーレーヌ, Nazelles-Négron ナゼル・ネグロン, Pocé-sur-Cisse ポセ・シュール・シス, Saint-Ouen-les-Vignes サン・トゥーアン・レ・ヴィーニュ の各コミューンがその範囲です。

ちなみに一番西よりのナゼル・ネグロンから東のモヌまでの距離は車で走って20分程度、直線距離なら11km程です。ですからアンボワーズ城周辺と呼べる範囲であろうと思われます。

さてトゥーレーヌ・アンボワーズの白ワインは通例辛口となっていますが

Les vins blancs sont élégants, secs, demi-secs, exceptionnellement moelleux suivant le millesime.

の記載があるようにヴィンテージによっては半甘口、甘口も造られるとのこと。

ロゼはこちら、赤はこちらに詳細があります。

葡萄品種の規定は白の場合シュナン・ブランに限られ、ロゼと赤は同じで

Vins rouges et rosés : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, cot N et gamay N

カベルネ・フランとカベソー、コットガメイ・ノワール、割合についての規定は存在しないみたいなので・・・ でも下流に当たるトゥーレーヌ・アゼ・ル・リド・ロゼがグロロー・ノワール主体であるのに対してグロロー・ノワールは一切含まれていません。品種から窺えるのはかなりドライなロゼなのでしょう。

デノミナシヨン・トゥーレーヌ・アンボワーズの 60% は赤ワインで、こちらの記載があるように「Cuvée François Premier キュヴェ・フランソワ・1世」を伴う物は3品種、カベルネ、コットそしてガメイ・ノワールがそれぞれ1/3ずつで造られたブレンドワイン。恐らくこれが売りなのでしょうね。

ちなみにトゥーレーヌ・アンボワーズを名乗るワインですが、ロゼは 30%、白ワインは10% 程度です。

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