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AOC Cassis アペラシヨン・カシについて
アペラシヨンの名称 CASSIS 、発音は「カシィ」とする人が多いようですが、最近のソムリエは「カシス」と末尾の「s」を発音するみたいです。また「カッシー」と聞こえる発音も耳にしますが「キャシー」と発音する人は聞いたことがありません。

Cassis と云えばワイン以外にリキュールが有名ですね。キールとかキール・ロワイヤルに使う赤い液体クレム・ド・カシスのカシスが同じスペルです。ですがこちらの原材料クロスグリの採れるのはプロヴァンスではなくご存知ブルゴーニュ地方であります。クレム・ド・カシスはカシスと発音するのでアペラシヨンもカシスと発音して良いという説がありますが、こちらは地名のカシから付いたアペラシヨンの名称であり、カシと発音するのが良さそうと判断します。

またこのリキュール、クレム・ド・カシスにアペラシヨンが与えられているとする説を見掛けますがそのようなことは現在の時点ではありません。

このアペラシヨンは単一コミューン「Cassis」のみで造られる赤・白・ロゼのスティルワインに限られます。コミューン全体の面積は 2,687ha と広大ですがアペラシヨンに指定される地域は INAO の 2005年の統計によると 196ha、こちらのサイトによると 210ha とのことです。

カシとはプロヴァンスの何処に存在するかはご存知でしょうか。世界の市町村のサイトからこちらをご覧下さい。マルセイユから南東に直線距離なら16km程の港町ですが車での移動にはぐるっと遠回りしか道はなく、32km程の距離となってしまいます。

さてアペラシヨン・カシで有名なワインと云えば Clos Sainte Magdeleine クロ・サント・マグドレーヌ と Clos Val Bruyère クロ・ヴァル・ブリュイエールです。いずれも有機農法・無農薬栽培で特に評判の良いのは白ワインです。


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| 11:57 PM | comments (0) | trackback (x) |


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