ワインとピアノのある部屋

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トレッビアーノと呼ばれる品種 Trebbiano Toscano
トレッビアーノと呼ばれる葡萄品種、最後は Trebbiano Toscano トレッビアーノ・トスカノです。先日申し上げたようにこの品種もやはりガルガネーガを祖とする品種であります。

VIVCのサイトはこちらでシノニムは101報告されており主だったものを例に挙げると

ALBANO
BIANCAME
BLANC DE CADILLAC
BOBIANO
BURIANO
CASTELLI
CASTELLI ROMANI
CLAIRETTE D'AFRIQUE
CLAIRETTE DE VENCE
CLAIRETTE RONDE
CODA DI VOLPE
GRECO
PROCANICO
ROLLE
ROSSELA BLANCO
ROSSOLA
ROSSULA
ROUSSAN
SAINT EMILION
SAINT EMILION DES CHARENTES

SANTORO
TALIA
TREBBIANELLO
TREBBIANO
TREBBIANO DE TOSCANA
TREBBIANO DELLA FIAMMA
TREBBIANO DI CESENA
TREBBIANO DI EMPOLI
TREBBIANO DI LUCCA
TREBBIANO DI TOSCANA
TREBBIANO FIORENTINO
TREBBIANONE
TRIBBIANO FORTE

UGNI BLANC
UVA BIANCA

フランス葡萄品種のサイトはこちらでフランスではUgni Blanc ユニ・ブランとして扱われています。興味深いのはシノニムとして malvoisie マルヴォワジーを取り上げていること。この品種名も混同されがちであり一般にマルヴォワジーと呼ばれる葡萄品種は何と6品種もありますがいずれも正式名称は malvoisie ではありません。念のため申し上げると VIVC ではこのマルヴォワジーはシノニムとしていません。

さてフランスの新しい葡萄品種のサイトはこちら、やはり名称は Ugni Blanc として取り上げており、こちらもシノニムは VIVC とは異なる見解を示しています。フランスでは1979年をピークに現在ではその植え付け面積が縮小傾向にある様子です。

トレッビアーノ・トスカノを使うワインはイタリア全土と云っても過言ではないかも知れません。ですがトレッビアーノ・トスカノがメインに使われる DOC はトスカーナ州を除き余り例がありません。殆どが他の品種とブレンドされます。

唯一 DOC トレッビアーノ+何某としてアブルッツォ州の DOC Trebbiano d'Abruzzo が存在しますが、葡萄品種の項には次の記載があります。コピーさせて頂くと

Trebbiano abruzzese e/o Bombino bianco e/o Trebbiano toscano minimo 85%

ところがこのトレッビアーノ・アブルッツェーゼとボンビーノ・ビアンコは同じ品種であり Bombino bianco ボンビーノ・ビアンコが正式名称です。従ってトレッビアーノ・トスカノが高い比率で醸造される確率は残念ながら低いと思われます。

この品種が主に使われるワインの DOC は先程述べたようにトスカーナ州に多く、まず低いものから順に申し上げると DOC Montescudaio のモンテスクダイオ・ビアンコがトレッビアーノ・トスカノ 50% 以上、DOC Bianco dell'Empolese ビアンコ・デッレンポレーゼが 60% 以上、DOC Bianco di Pitigliano ビアンコ・ディ・ピティリアーノが 50~80%、DOC Bianco Pisano di San Torpé が 75% 以上と規定されています。

フランスではプロヴァンスの各種アペラシオン、ラングドックにルーシヨンと色々あるはずですが、何と云ってもこの品種はブランデーの原料でありコニャック地方とアルマニャックの地域に大量に植えられているのが現状のはず。植え付け面積の減少傾向はこうしたハードリカーが世界的に売れなくなってきたことを示す訳であります。



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