ワインと葡萄

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DOCG Chianti Superiore
キャンティ・スペリオーレ

1996年に制定されたという新しいカテゴリーですが法律的には DOCG Chianti に集約されているみたいです。Superiore は Riserva 同様の長期熟成品もしくはアルコール度数が高い物の形容詞的な扱われ方なのでしょうか。

こちら は英語に翻訳された2003年キャンティの法令ですがネットで見る数値的なことが乏しいのでこちら の方が具体的であります。

ヨーロッパのワイン法に詳しいサイトからキャンティはこちらなのですが2009年6月19日の改訂版ですのでそれ以降の最新情報は盛り込まれていないはず。
キャンティ・クラッシコはこちら 、2つを見比べて頂くと明らかにクラッシコの方が新しいですね。クラッシコのつかないキャンティは現在改正中なのかも知れません。

ウィキペディアをあまり信用していないのですけどこちら の情報が正しければキャンティ全体の僅か1%程しかこのキャンティ・スペリオーレは生産されていないことになります。キャンティ・スペリオーレを名乗るには畑も登録されていなければならないはず。2004年の統計ではキャンティ全体(25,333.67ha)に対してキャンティ・スペリオーレは僅か 297.98ha、割合で申し上げると1.18%。ワインの生産量は 1,166,169リットルとキャンティ全体の 1.09% に過ぎません。

またその地域もキャンティ全体ではなくキャンティ+地域名の Arezzo、Florence、Pisa、Pistoia、Prato そして Siena に限られるとのこと。

ということは普通のキャンティとは全く異なる DOCG ではないでしょうか。

イタリアのワイン法ではピエモンテ州の Barbera del Montferrato Superiore、Dolcetto di Ovada Superiore、ヴェネト州の Bardolino Superiore、Soave Superiore、ロンバルディア州の Valtellina Superiore、そしてバジリカータ州の Aglianico del Vulture Superiore のように DOC名 + Superiore で DOCG に昇格した原産地呼称が結構数多く見られます。

キャンティ・クラッシコが独立したようにキャンティ・スペリオーレも単独の DOCG として扱われるべきと考えますが如何でしょうか。


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