ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Crémant du Jura Blanc Brut 2007 Domaine Rolet Père & Fils
クレマン・デュ・ジュラ、生産者はロレ・ペール・エ・フィス。日本では馴染みの薄いコート・デュ・ジュラのスパークリングワインです。ジュラのワインと云えばシェリーみたいな匂いの黄ワイン(ヴァン・ジョーヌ)を思い浮かべるのでしょうか、生理的に受け付けない人が多いのです。それもワイン通と云われる人に多いのが現状ではないでしょうか。

この地域のワインはこんな味と誰が決めつけたのでしょう? 大勢の「飲まず嫌い」を生み出した日本のワイン教育のあり方に疑問であります。

何処の生産地に於いても旨いワインを造る生産者も居れば、そうでない生産者も必ず居るはず。十把一絡げにマイナーな生産地を見下すのは如何なものかと思います。

さてジュラの発泡酒は以前から造られてきましたが、クレマン・デュ・ジュラとしてAOCに認められたのは1995年10月9日のこと。法律原本はこちら、INAOのサイトからレジフランスのサイトはこちらをご覧下さい。

大事なことは葡萄の収穫は手摘みによること、第2次醗酵のボトルは375clから1500clで瓶内2次醗酵は最低 9ヶ月必要、摂氏 20℃での圧力は 3.5気圧以上必要であるということ。

葡萄品種については白ワインの場合白品種のシャルドネ・ブラン、黒品種のピノ・ノワールとトルソーの合計が最低 70%以上必要、ロゼは黒葡萄品種の合計が 50%以上必要であるということ。

それでは葡萄品種についてレジフランスのサイトをコピーさせて頂くと

1° Encépagement :
Les vins sont issus des cépages suivants :
-cépages rouges : pinot gris G, pinot noir N, poulsard N (appelé localement ploussard), trousseau N ;
-cépages blancs : chardonnay B, savagnin B.

2° Règles de proportion à l'exploitation :
Pas de disposition particulière.

赤品種とか黒品種などと表現がまちまちなのは困りますがプールサール品種、地元ではプルサールと呼ばれるとあるのはシノニムのことでこの品種の正式名称はPOULSARD NOIRでありシノニムは26も報告されています。中でも「P」から始まる似たような名前は PELOSSARD、PELOUSSARD、PLEUSARD、PLEUSART、PLOUSARD、PLOUSSARD、PLUSSART、PULCEAU、PULSAR、 PULSARD とあり紛らわしいことこの上ありません。
またその次の trousseau は正式名称 TROUSSEAU NOIR トルソー・ノワールで、今のところサヴァニャン・ブラン種と何かの品種との交配種であることは分かっているもののその相方品種は特定出来ていません

法律原本を見ると白品種にこんな記述があります。コピーさせて頂くと

Savagnin (appelé localement Naturé), Chardonnay (appelé localement Melon d'Arbois ou Gamay blanc).

「サヴァニャン種地元ではナチュレと呼ばれる品種、シャルドネ同じく地元ではムロン・ダルボワもしくはガメイ・ブランと呼ばれる」とありますがこれらの呼称は全てシノニムのお話。VIVCのサイトで調べるとサヴァニャン・ブランは65のシノニムが報告されていてシャルドネ・ブランは107のシノニムが報告されています。

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