ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

シャンパーニュの選び方について
例えばフランスに行ってシャンパーニュ地方のとあるレストランを訪れたと仮定しましょう。分厚いワインリストには知らない生産者ばかり、価格も似たり寄ったりの場合貴方ならどのように選びますか?

予算に合う物、価格は全て同じ 30 Euro で3種類見付けたとしましょう。

私の場合はこれらの3本を見せて貰います。シャンパーニュのラベルにはその生産地が必ず記載されていますが「Verzenay」や「Mesnil sur Oger」など有名なコミューンばかりではありません。生産者の所在地のコミューンが3本全て異なってました。

Champagne A. ROBERT - Le Sablon - 02650 FOSSOY
Champagne Charles Degodet 51170 Savigny sur Ardres
Champagne Augé Dascier 10340 LES RICEYS

最初のA.ロベール、ひょっとしてアラン・ロベール? でもアラン・ロベールならコート・デ・ブランのメニル・シュル・オジェールですから生産地が異なります。3つ目のオージェ・ダシエールの生産地はレ・リセ、有名なロゼ・ド・リセの生産地ですね。でも私は真ん中のシャルル・ドゥゴーデを選ぶのです。

何故かというと生産地には郵便番号が必ず記載されています。シャンパーニュを生産出来るコミューンは頭に「02」「10」「51」と、殆ど見たことはありませんが「77」から始まる5桁の数字で表されているのです。
そのうち「51」で始まる生産地は即ちマルヌ県の範囲でありグランクリュ、プルミエ・クリュのコミューンはすべてこの県内にしかありません。

「02」はエーヌ県、マルヌ川の両岸に広がる生産地がこの範囲に当たり葡萄品種はピノ・ノワール、ピノ・ムニエが殆どでクリュとしては80パーセント台が殆ど。
「10」で始まるのはローヌ・アルプ圏のアン県でありいつも申し上げるように本来のシャンパーニュ地方からは150キロ以上離れた僻地であります。
ちなみに「77」で始まるのはセーヌ・エ・マルヌ県でありイル・ド・フランス地域圏、ご存知の方はお分かりの通りパリに近いところなのです。

シャンパーニュ地方とはパリから北東約150キロのランスやその南のエペルネを中心とする発泡性ワインの生産地であります。そのランスからさらに150キロ以上南に離れたオーブで造られた物を本来のシャンパーニュと同じ価格で飲みたくありません。

もちろんマルヌ県下の生産者が全て美味しいシャンパーニュを造っているなどとは申し上げておりません。全く知らない生産者の場合、価格が同じなら生産地はなるべくランスやエペルネに近い方が葡萄の質は良いという考えの下の発想であります。

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Copyright © 2006 ワインと葡萄::2011年05月03日
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