ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

葡萄品種の正式名称について
昔から不思議に思っていたことですが、INAOの法令原文(赤本)に出てくる葡萄品種名にかなりいい加減な表記が成されています。

スペルの間違いなどごく普通、意味不明な葡萄品種もたまに出くわすことがあるので厄介でありました。

最近では遺伝子のDNA鑑定から葡萄品種の体系まで変わりつつあるみたいですね。

例えばシャルドネ。

こちらでちょっと述べましたが、このシャルドネという品種、実はシャルドネ・ブランの略称でシャルドネには他にシャルドネ・ブラン・ムスク、シャルドネ・ノワール、シャルドネ・ロゼとあるのは殆ど知られていません。

昔の教科書にはシャルドネはマコン地区のコミューンの名前からその名が付いた固有種とされてきたはずですが現在ではPINOT とオーストリア原産のHEUNISCH WEISS の交配種であることが判明しています。

片方の品種はよく知られていますが、もう片方のHEUNISCH WEISS のシノニム(同一品種異名)は165にも及びます。

またこの品種は別に絶滅した品種でないことも知って頂きたい。

さてピノ関連の品種ですが

PINOT A FLEURS DOUBLES
PINOT ARCENAN
PINOT BLANC
PINOT CARNOT
PINOT CIOUTAT
PINOT DE VOUVRAY
PINOT GRIS
PINOT MEUNIER
PINOT NOIR
PINOT NOIR REVENEY
PINOT PRECOCE
PINOT ROUGE
PINOT TEINTURIER
PINOT TEINTURIER BURY
PINOT TEINTURIER MARSEILLAN
PINOT TETE DE NEGRE
PINOT VIOLET

とズラリ並べましたが、この中には赤本によく出てくる Pinot Liébault や Pinot Buerot はありません。

シノニムを調べると後者はピノ・グリ、ですが前者はピノ・ノワールの数あるクローン名の1つのはずです。

と云うことは品種名ではないのであります。

昔の法律は現在では通用しないと云うことですね。

| ワイン日記 |
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