ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

La Setera Seleccion Especial Tinto Roble 2008 DO Arribes 308/700Bottles
昨日に引き続きスペインはポルトガルにほど近い新しい原産地として登録されたDO アリベスの赤ワイン、昨日より格上の限定品です。

裏ラベルを見ると何と昨日より遥かに少ない生産量、僅か700本しか造られていません。

裏ラベルの下方にはシリアルナンバーが印刷されており私の開けたボトルの番号は308。

そういえば、シリアルナンバーでは昔苦い経験があります。

私がフェイクの DRC、それも稀少であるはずの「Montrachet」を掴まされてからしばらくして北新地でとあるステーキハウスがオープンしました。

何度か書いたことですがお店ご自慢のインテリアとなっているその壁面はまことに壮観でありました。

顧客が飲まれた DRC の空ボトルがサイン入りでズラリと並べられていたのです。

ところがそのボトルのシリアルナンバーを見比べて唖然としました。

同じアペラシオンの同じヴィンテージのワイン、生産本数はもちろん同じなのですが、シリアルナンバーまで同一だったのです。それもその数が複数で・・・

もう 20年程前のお話ですが当時から我が国ではフェイク・ボトルが蔓延していたのです。

以前から申し上げておりますが、我が国ではフェイク・ボトル、偽物ワインが氾濫しているのです。

知らない人が多すぎるので困りますが、ホンマモンはそんなに沢山流通するはずがありません。

世界中にある正規代理店の肩ラベルなど全くアテにならないのは多くの専門家がご存知なのです。

知らないのは本物と信じて疑わない我が国、ワイン文化の低い一般市民だけ。

ワインの世界では常識なのですが、出所そのものを疑わない楽天的な国民として我が国が筆頭に取り上げられます。

ボージョレ・プリムールを喜んで受け入れるのがその最たる事例であります。

パリの紳士淑女はうすら笑っているのですよ「よくもまあ、あんな安酒を好んで飲むなんて」と。

日本をターゲットとして本来ブルゴーニュとも名乗れないようなローヌの安酒を法外な空輸運賃まで支払って買わされていた事実をいつまで隠しているのか!

日本向けに仕組まれた新酒商法、未だ気付かないマスコミもその浅はかさに呆れるばかりであります。

不味いワインでも「美味しい」と教えられると不思議と定着するのがこのワイン。

ワインとは熟成してナンボのものと日頃云っている人達が、どうしてこんな安酒を高く売りつけるのか不思議でならない。
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| ワイン日記::スペインワイン |
| 09:37 PM | comments (3) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2010/11/19 08:38 AM |
Blairfindy1号2号 |2010/11/18 10:54 PM |
higemaster |2010/11/18 06:21 PM |


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