ワインとピアノのある部屋

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Nuits-Saint-Georges “Bas de Combe”1990 Élevé et mis en bouteille par Jean-Philippe Marchand
ニュイ・サン・ジョルジュの並畑、バ・ド・コンブの1990年です。

あまり知られていない区画ですが場所はこの地図の右端の方、Aux Boudots のすぐ下側、方角で申し上げると東に隣接するところでヴォーヌ・ロマネにも隣接する区画であります。

1990年の秋、私はボーヌに滞在して、アンリ・ジャイエール宅とか各ドメーヌを軒並み訪問しておりました。

1980年代中頃から毎年秋の収穫時にブルゴーニュを回っていたのですが、最悪の年だったのが1988年。

葡萄は色付かないまま収穫されたところもあり、こんな葡萄でワインが出来るのかと大変訝しく思いました。収穫の時も非常に寒くストーブを焚いていたのを覚えております。

ところが世間一般ではこの年を最良年の一つと評価しているのです。

ヴィンテージ・チャートなどアテに出来ないことを知ったのはこのときであります。

1989年は収穫の時見事な晴天に恵まれ、収穫の後にも葡萄が良く育っていたのをこの眼で見ました。収穫の時に未熟な果実が11月頃立派な葡萄の房を形成していました。

ちなみにこうした葡萄は自家消費用のワインとしてしか使えないと生産者から聞きました。

さて1990年ですが、この年の特徴は葡萄が色付いてから晴天が続き昼間は温かく夜になると涼しいという気候がとても長続きしたのです。

葡萄にとって色付きからいつまで収穫を待てるのかが重要なポイントであり、この年はまさに理想の年となった訳です。

さてワインですがニュイ・サン・ジョルジュと云うより先ず感じるのは「マルシャン独特のクセ」。

何が原因なのかよく分かりませんが生産者特有の風味が優先するのです。

他の生産者にもよくあることで例えばフィリップ・ルクレールなどアペラシオンなどよりも一口飲めばすぐに生産者が浮かぶというもの。

このようなクセが強い生産者とそうでない生産者、好みは人それぞれですので・・・。

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