ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Bourgogne Aligoté 2009 Domaine Papet Père et Fils
ブルゴーニュ・アリゴテの2009年、生産者はあまり良い印象のないドメーヌ・ラペ・ペール・エ・フィス。

何故印象が良くないかは古い話になってしまいます。

忘れもしません、それは1989年の秋4人で出掛けたジュヴレ・シャンベルタンのレストランでの出来事。

昔のブログをご覧の方には重複してしまいますが知らない方も居られるので披露させて頂くと

4人は意気揚々と ラ・ロティスリー・デュ・シャンベルタン へと霧の中鼻歌を口ずさんで車を飛ばす。

と店の前まで辿り着いたが入口が分からない。

奥の方で何やら歌声のような気配があるが人形が置いてあるだけ。

この人形達はワイン造りに関わっているものだというのは分かるのだが、恐る恐る先へ進むが通路は地下へ降りていくようだ。更に深く地下に潜るとやっとレストランの入口に。

ガラスドアを開けると左手に大きな水槽がありラングーストやオマールが泳いでいるではないか! 

さらにお客でほぼ満席なのだ! 

「イイとこ見つけた!!」とニンマリ。

先にメニューを決め私はフォアグラのサラダと鹿を注文。

ブルゴーニュに来てシャンパーニュを注文するのも少し気が引けるので、素っ気ないワインリストから Corton-Charlemagne1983 を発注する。

ここのリストにはワインの名称とヴィンテージ、そして価格だけの表記で生産者については一切触れていない。

しかしご立派にも赤ワインの殆どがシャベル・マジ・シャルムとジュヴシャンの特級銘柄の勢揃いなのだ。

で、まさかラペ・ペール・エ・フィスのものとは想像もしなかったのである。

一口含んだだけでT氏の顔が引きつってしまった。

余りに酷いのでシャンパーニュを注文するがこれまた良くない。

極めつけは1961年の Chambertin 。

エチケットの類は何もついていない、ただチョークで名称とヴィンテージだけが手書きされている。

こんな事がまかり通って良いのだろうか?

Morin の古酒の如く、どれをとっても似た味だったに違いない。

腰砕けで甘いだけのブルゴーニュ、香りの特徴も何もない。

後で分かったことだがここの赤ワインは全てルイ・トラペの物で白は全てラペの物だった。

唯一の救いはソムリエールが別嬪であったことぐらいか? 

鹿肉はフザンタージュしすぎというかほぼ完璧に腐って異臭を放っているが、「こんなもんだ」と相手にしない。

勿論付け合わせだけ食べて残してしまったのは云うまでもない。

この地下レストランには小蝿が多い。

その一匹がコルトン・シャルルマーニュに飛び込んだ。

飲まないからいいものの非常に不愉快である。

厨房も恐らく不潔ではなかろうか? 

他のテーブルはというと殆ど英語圏の人たちで騒がしい。日本人も1人混じっている。

張り切って出かけた訳だが、4人は足取り重く階段を上がり、車に乗り込みスゴスゴとホテルへ。

戻ってきたのはホテル・ル・セップというボーヌのど真ん中に位置する老舗?だ。

部屋にはブルゴーニュの産地の名前が付けられていて私の部屋は Vergelesses 。

当然並の部屋だ。

スイートにはグラン・クリュの名前が付いている、例えば Musignyとか...。

あーっ疲れた!


こんな訳で2つの生産者はそれ以来避けてきたのでした。

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コメント一覧
Georges |2010/10/07 05:24 PM |
higemaster |2010/10/07 04:52 PM |

DOC Gutturnio が誕生してました
コッリ・ピアチェンティーニについて現在の法律はどうなっているのでしょうか?

で、ふと気が付いたのですが何と Gutturnio は独立したDOCを獲得していたのです。

普通は昇格したらDOCGになるはずと高を括っていたのがそもそもの間違い。

DOCコッリ・ピアチェンティーニから独立してDOCグットゥルニオが誕生しました。

イタリアワインに詳しいサイトからこちらをご覧下さい。コッリ・ピアチェンティーニの中心的なワインだっただけに消えるはずはないと思ったのですが、見落としておりました。

お騒がせして申し訳ございません。

2010年7月21日正式にDOCワインとして認められ、Gutturnio, Gutturnio Frizzante, Gutturnio Superiore, Gutturnio Classico Superiore, Gutturnio Riserva, Gutturnio Classico Riserva という詳細区分が出来ました。

具体的には DOC Gutturnio と名前が変わっただけで内容には余り変化がないみたいです。

葡萄品種の割合は

Barbera: dal 55 al 70%;

Croatina (localmente detta Bonarda): dal 30 al 45%;

となっているので、先日ご紹介したワインはこの配合比率を無視しているのでしょう。

指定される地域はコミューンで申し上げると Pianello Val Tidone, Borgonovo Val Tidone, Castel San Giovanni, Nibbiano, Agazzano, Piozzano, Gazzola, Vigolzone, Rivergaro, Ponte dell'Olio, Castell'Arquato, Carpaneto Piacentino, S.Giorgio Piacentino, Gropparello, Alseno, Lugagnano Val d'Arda e Vernasca.

イタリア版のコミューン・コムがあれば分かりやすいのですが・・・



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