ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

補足その2
デノミナシオン・コート・ド・ボルドー・ブライの「場違い醸造・熟成可能コミューン」は昨日申し上げた通りブライ周辺とコート・ド・ブール内でありますが、デノミナシオン・コート・ド・ボルドー・カディヤックの「場違い醸造・熟成可能コミューン」は周辺だけではなくガロンヌ川を渡った所謂グラーヴ地区もその範囲として認めています。

これはかなりの拡大解釈ではないでしょうか?

こちらをご覧下さい。

「場違い醸造・熟成可能コミューン」として第4章第3項で取り上げてあります。コピーさせて頂くと

c) Pour la dénomination géographique " Cadillac ", l'aire de proximité immédiate, définie par dérogation pour la vinification, l'élaboration, l'élevage et le conditionnement des vins, est constituée par le territoire des communes suivantes :

Département de la Gironde

Ambarès-et-Lagrave, Barsac, Cérons, Créon, Escoussans, Ladaux, Mourens, Le Pian-sur-Garonne, Podensac, Pompignac, Sadirac, Saint-André-du-Bois, Saint-Genès-de-Lombaud, Saint-Loubès, Saint-Martial, Saint-Martin-de-Sescas, Saint-Pierre-d'Aurillac, Saint-Sulpice-et-Cameyrac, Saint-Vincent-de-Paul, La Sauve, Soulignac, Targon et Tresses.

見るからにすぐ分かるのは「Barsac」や「Cérons」は川向こうのグラーヴ地区に存在するコミューンであるのは明らかです。

一つ一つ押さえていくとアペラシオン・ボルドー、ボルドー・シュペリュール(クレマン・ド・ボルドーも含む)、アントル・ドゥー・メールのコミューンはアンバレ・エ・ラグラーヴクレオンポンピニャックサディラックサン・ジュネス・ド・ロンボーサン・ルーベサン・シュルピス・エ・カメラックサン・ヴァンサン・ド・ポールラ・ソーヴに最後のトレッス

さらにその3つのアペラシオンに加えてデノミナシオン・ボルドー・オー・ブノージュ、アントル・ドゥー・メール・オー・ブノージュを名乗れるコミューンとしてエスクッサンラドームーランスリニャックそしてタルゴンがあります。

ボルドー、ボルドー・シュペリュール(クレマン・ド・ボルドー)にコート・ド・ボルドー・サン・マケールを名乗れるのは(ル)・ピアン・シュル・ガロンヌサン・タンドレ・デュ・ボワサン・マルシアルサン・マルタン・ド・セスカサン・ピエール・ドリヤック

対岸のガロンヌ川左岸ではバルサック、カディヤック対岸のセロン、そしてポダンサックの3つのコミューンが指定されています。

ちなみにバルサックはボルドー、ボルドー・シュペリュール(クレマン・ド・ボルドーも含む)以外にアペラシオン・バルサック、アペラシオン・ソーテルヌを名乗れますがグラーヴ、グラーヴ・シュペリュールは名乗れないコミューン。セロンとポダンサックはベイシック・アペラシオンの他にセロン、グラーヴ、グラーヴ・シュペリュールが名乗れます。

まあ、対岸であってもジロンド県内なので問題ないのかも知れませんが、私から見てどうも腑に落ちないのは残る2つのデノミナシオンです。

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