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ボルドーのアペラシオンその10
ボルドー全域をカバーするアペラシオンについて述べましたが、次に全域ではありませんがジロンド河・ドルドーニュ川右岸とアントル・ドゥー・メールに跨るアペラシオンとして最近制定された「AOC Côtes de Bordeaux 」について書きます。

まずこのアペラシオンは一部を除き元々独立したアペラシオンであり、元のアペラシオンから全てが新しいアペラシオン「コート・ド・ボルドー」に移管した場合とそれまでのアペラシオンは内容を変えて存続している場合と2つあるのでややこしいのです。

本来ならばコート・ド・ボルドー全体を先に説明すべきでしょうけど、場所が飛び飛びですので位置的に北から南、西から東へと順に申し述べたいと思います。

INAOではアペラシオン・コート・ド・ボルドーに関して全体を一つのアペラシオンと捉え地域別のブライ、カスティヨンなどはアペラシオンの下に分類されるデノミナシオンとしています。即ちコート・ド・ボルドー・カスティヨンのアペラシオンは何かと問われたら単に「コート・ド・ボルドー」であるという考え方です。

それでは最も北に位置するデノミナシオン・コート・ド・ボルドー・ブライについて。

旧名はアペラシオン・プルミエール・コート・ド・ブライですがこの地域では他にアペラシオン・ブライ、アペラシオン・コート・ド・ブライが現存しています。AC Blaye 、AC Côtes de Blaye に関する法律も変わっていますのでかなり注意が必要であります。

コート・ド・ボルドー全域で注意しなければならないのは、葡萄畑の存在するコミューンと醸造・育成だけ認可されているコミューンが別に存在することでしょうか。
例えばブライ周辺で下記のコミューンは醸造・育成(熟成)が許可されています。

Gauriaguet, Lansac, Lapouyade, Mombrier, Peujard, Pugnac, Saint-André-de-Cubzac, Saint-Ciers-de-Canesse, Saint-Laurent-d'Arce, Saint-Trojan, Tauriac, Teuillac, Tizac-de-Lapouyade et Villeneuve.

これらのコミューンで採れた葡萄を使うことは出来ませんが、ワインの醸造・熟成だけは認められているという摩訶不思議な法律です。

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| 04:29 PM | comments (0) | trackback (x) |


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