ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Lanessan 1996 AC Haut-Médoc
シャトー・ラネッサンのヴィンテージ1996年です。

このシャトーの位置はグーグルアースで左のメニューから「ジャンプ」に「chateau lanessan」と入力するだけで簡単に見付かります。

場所は1855年格付け第2級のシャトー・グリュオー・ラローズのすぐ南側に位置しますね、絶好のロケーションではないでしょうか。

シャトー・グリュオー・ラローズのすぐ西側には日本企業が所有する第3級のシャトー・ラグランジュがあり、また葡萄畑が入り組んでいますがデュクリュ・ボーカイユーやベイシュヴェルの畑もすぐ近くにあります。

ですがこのシャトーは例のサンプル未提出という前代未聞の「チョンボ」をしでかしたばかりに150年以上経った現在に至るまで価格的な恩恵を受けることが出来ないままであります。

ですがこの価格こそ本来あるべきボルドーワインの価格ではないかと私は申し上げたい。

格付けもないけど品質は優秀であります。

昔の話で恐縮ですが1970年代のボルドー格付けシャトーというとまともなのはオーブリオンとラトゥール位で、ムートンはヴィンテージによって美味しかったりそうでなかったりの差が激しいシャトーでありました。マルゴーなどは酷いもので特に1970年ヴィンテージなど他のシャトーとは比べものにならない程不味いワインでありました。

ラフィットはその頃から既に皇室御用達で「皇室ではこんなお上品な(薄い・・・)ワインを好まれるのか?」といぶかしく思ったものです。

格付けがあると無いでは大違い、昔のメモによるとラネッサンはサンジュリアンの第3級ラグランジュの価格の何と1/3程度だったのです。ですがラグランジュはとても飲めたワインではなくラネッサンは大変美味しかった記憶がございます。

プリムールに異常な値が付き始めたのは1983年ではなかったでしょうか、例の点数付け評論家の100点満点ペトリュスから格付けシャトーのバブルが始まったのです。

しかしアメリカ大手インポーターのボルドーワインからの撤退、偽物ワインの氾濫などボルドーワインの高値安定が崩れるのは目に見えています。

味の点だけで申し上げると次世代の人のためのボルドー格付けワインより、クリュ・ブルジョワクラスなどの方が今すぐ飲んだら遙かに美味しいに違いありません。

過去において何度もあったのがワイン・スキャンダル。大がかりな偽物摘発も噂されている昨今の状況から考え、お高いワインに見切りを付けるのが賢明と考えます。

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| 11:18 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2010/03/31 05:47 PM |
Blairfindy1号2号 |2010/03/30 09:54 PM |


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