ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

第123回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
道頓堀はサウナ・ニュージャパンの東角を南へ下がった左手にある英ちゃん冨久鮓。毎月一度の定例会も10年が過ぎました。

美味しい魚はいろんなお店で味わうことが出来ますが、飛び切り美味しい天然物の魚となると供給先魚屋の質が問われると思うのです。

昔は京都の仲買が最上の物を買い占めたと聞きますけど、現在ではやはり黒門市場が最も良い物を抱えているのではないでしょうか。

そんな黒門市場の中から極上の魚を仕入れているのがここ英ちゃん冨久鮓であります。

40歳から50を過ぎる頃になるとその魚の質の違いに気が付くはずです。


さて先付けは柚子釜の登場、中身はぎっしり詰まった大根おろしの上にいくら、刻み柚子が天盛りされています。表皮の薄い極上のいくらと大根おろしにシャンパーニュが良く合います。

しかし鮮度の悪いいくらとならシャンパーニュは喧嘩するでしょうね。

ワイン・シャンパーニュと日本料理の相性ですが、実際理論的に説明のつくものではありません。魚卵と一口に言っても鮮度の問題があるはずで、十把一絡げに結論づけてしまうのは如何なものかと思います。

実際に合わせて食べてみないと判らないのがこの相性というもの。


次は口取りの中央にお多福豆、右上から時計回りに黒豆、真魚鰹骨南蛮漬け、赤貝肝塩焼き、子持ち昆布に氷頭膾。普通一般にワインとは合いそうもないものばかりかも知れませんが実際食べるとそんなことはありません。


本日の造りは何に見えるでしょうか?

実は「寒鰤」、冊取りからして普通の鰤のやり方とは異なりますが、極上の部分だけを味わいます。脂でベトベトの鰤トロとはまるで異次元のものであります。この寒鰤を食べるだけでもお店の実力が判るというものです。添えられる山葵も見事でありますが、これはいつものことなのです。


煮物ですが海老芋煮の唐揚げ。こんなきめ細かい舌触りの海老芋は滅多にないはずです。今日もまた海老芋ファンが増えました。添えられるのは菜の花の旨煮、仄かに春の訪れを感じさせてくれます。


焼き物は天然鮪頬肉のステーキ、付け合わせは玉葱のバター炒め。鮪とは思えない哺乳類のような肉質に驚きです。

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| 11:55 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2010/01/13 05:26 PM |
higemaster |2010/01/13 05:05 PM |


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