ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Champagne Beaumont des Crayères Fleur de Prestige Brut 2000
シャンパーニュ・ボーモン・デ・クレイエール、フルール・ド・プレスティージュ、ブリュットのヴィンテージ2000年。長ったらしい名前ですが要はスタンダード・キュヴェではなく良年に限って造られるミレジム(ヴィンテージ)入りのシャンパーニュであり葡萄品種構成はシャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、そしてピノ・ムニエ10%とのことです。

輸入元の説明文を見ると

醗酵:ステンレス・タンク、熟成:デゴルジュマンまでの熟成期間は 96ヶ月

とのことであります。2000年に収穫した葡萄ですので第1次醗酵を終えてタンク熟成ですから、瓶内第2次醗酵に移行するのは早くて2001年の春のはずです。とすると、96ヶ月後と云うことは2009年春にデゴルジュマンされたことになります。ちょっと聞いていた説明と矛盾するのですが、とりあえず開けてみましょう。

コルクの状態からデゴルジュマンの時期は1年半以上前であることは確かです

シャンパーニュの熟成については諸説あり、どの説が正しいと云うことはないと思うのですけど、私は基本的に「シャンパーニュの熟成」とは瓶内第2次醗酵の間、即ち澱との同居期間が長ければ長い程味が良くなると云う説を支持しております。デゴルジュマンの後は残念ながら熟成と云うより劣化の影響をまともに受けると思うのです。

例えばボランジェ社の場合、造るシャンパーニュは例外を除きスタンダード・ブリュット(同社ではスペシャル・キュヴェ)とミレジム物しかありません。ミレジムがある程度熟成した段階でデゴルジュマンされるのがグランダネ、さらに数年寝かせてからデゴルジュマンした物をRD、ミレジムを長期間熟成させてからデゴルジュマンして世に出される物がアネラール・RDとなるわけです。

ですが状態の悪いシャンパーニュを「これが旨いシャンパーニュの見本だ」と教えられた人たちは、本来の熟成したシャンパーニュの味を知らないから、当然の如くそのご意見を真に受けてしまう訳です。人それぞれ経験が違うので仕方ありませんが、人に教える立場の人たちはやはり現地シャンパーニュへ赴いて現地の味を覚えて貰う必要があると私は思います。

もちろん個人個人がどのようなシャンパーニュをどう評価しようが、それは好みの違いなので一向に構わないとは思いますけどね。
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| 11:58 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2009/08/24 05:56 PM |
higemaster |2009/08/24 03:45 PM |


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