ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

第118回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
あと2回で丁度10周年を迎える「英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会」、鮨や和食にワインは合わないと仰る方がおられますが、日本酒を好まない人間も大勢居られると云うことをご理解頂きたいと思います。人それぞれ好みはいろいろであり、賛同頂ける人が集まってこの会も9年を超えることが出来た訳ですから・・・。

私の場合日本酒の甘さが食事の邪魔になり、日常的ワインの半量も飲まないのに酷い二日酔いに悩まされることがしばしばありました。ですが全く日本酒を否定する訳ではありません。この英ちゃん会にも少ないながら「本日の日本酒」を1種類ご用意しています。

先ずは海蘊の酢の物にオクラのスライス。
ところで「オクラ」って何語かご存知ですか? 実は英語で「Okra」、発音すると「オウクラ」、最初の「オ」にアクセントがあるとのことです。
また本来和名があるのですけど「黄蜀葵(アメリカネリ)」なんて普通云いませんよね。陸蓮根と書いて「オカレンコン」と呼ぶという説の方がまだ分かり易いかも。
オクラの当て字として「秋葵」もあるみたいですが普通使われませんね。従って「オクラ」と表記するのが一般には正しいと思います。
余談ですがオクラはフランス語で「gombo」、大阪弁の「ごんぼ(牛蒡のこと)」と似ています。

食前の酢の物は胃を刺激するので食欲増進の効果があると云われていますが、まさしくその通り、デザートまで完食出来ました^^!

口取りは左上から「千石豆」、キヌサヤかと思ったのですが表面に毛が生えており食感も全く異なる豆でした。その隣が「天然鰻の肝焼き」、これは実に美味。真ん中がフルーツトマト。左下が小鮎の甘露煮、隣が鰯の昆布〆ですがこの2つには本日の日本酒「李白 特別純米やまたのおろち超辛口」がよく合いました。

さて本日のメイン「メイチ鯛(目一鯛)」の登場です。お店では長年「タマメ鯛」と呼んでおられましたが、正式名称は「硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目 スズキ系スズキ目スズキ亜目 フエフキダイ科メイチダイ属 メイチダイ」とのことです。こちらをご覧下さい。ところがこれに非常によく似た「タマメイチ」という魚が実際に水揚げされています。タマメイチは同じフエフキダイ科メイチダイ属に属していますので無理もありませんがこちらはかなり味が落ちると云われています。また単なるフエフキダイを「タマメ鯛」として売っている魚屋も関西には多くあるみたいで、こちらはイタリアンでよく使われるとか・・・。

ですけど刺身として美味しいのはこの「目一鯛」であり、そんなに多く流通するものではありません。生きているときは非常に綺麗な魚体ですが、締めると皮は黒くなります。刺身は背と腹、そして皮の湯引きに胃袋、肝まで添えられます。

お味についてですが、私は「白身魚の王者」と申し上げたいと思います。天然の鯛と鮃を足して2で割ったような食感で身の甘さは特筆すべきものであります。

煮物は「キンキ」、近畿地方だから? ちゃいますよね、主に北海道で捕れるお魚ですけど正式名称はキチジでこちらをご覧下さい。またキンキに関してはこちらにも詳しく書いてありますのでご参考までに。
とにかく美味しい煮付けです^^!

また焼き物も凄い! 何と九州で捕れた天然の鰻の白焼きで山葵を少し付けて頂くと驚きの旨さです。さすがは英ちゃん、全国至るところから最高のものを見付けて貰えました。
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| 11:37 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2009/08/24 05:51 PM |
higemaster |2009/08/24 03:36 PM |


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