ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Montrose 1994 AC Saint-Estèphe 2ème Cru Classé
たまには有名シャトーのワインを飲むことがあります。昔はラトゥールやムートンの垂直、オーブリオンとラ・ミッションの飲み比べ、モンラッシェのDRCとラギッシュの比較試飲など所謂有名ワインをよく飲んだものです。1980年代から1990年代初頭にかけてですが、当時グルメ・グルマン諸氏は多数居られても、ワインに関心のある人などほんの一握りではなかったでしょうか?

特に80年代前半までワインには酷い税金が課せられておりましたし(従価税)、リーファー・コンテナーで輸入する業者も殆どありませんでした。状態の酷いものを教材にワインを学んだ人達が多かったのもこのころでは仕方なかったのかも知れません。

私が初めて渡仏したのは1976年でそのときはロワールを中心に回り、トゥールやパリ市内でホンモノのワインにたっぷり触れることが出来たのです。数年経って再びパリを訪れてからは円高の恩恵を受け☆付きレストランを回る旅へと変わっていきました。

初めからではありませんが80年代後半には食事とワインのバランスを考え食事と同じ価格帯のワインを選ぶようになりました。周りのフランス人を見ていると、ワインにかける予算が極めて低いことを知り、何故かとヴリナ氏に尋ねたところ「フランス人は高いワインは殆ど飲まない、高いワインは主にアメリカ人と日本人向けの物だ」との答えに些か驚きを隠せませんでした。「ワインリストに載せると云うことは既に飲み頃、どのワインもそれなりに美味しい」とのことで勧められたのがアンリ・ジャイエ氏のヴォーヌ・ロマネだったのです。

「日本人は決まったワインばかりを欲しがる、例えばシャトー・ラフィット、何故なのか?」と逆に尋ねられたこともありました。私の知る限りそれは「宮中晩餐会で飲まれるからでは・・・」とお茶を濁していたように記憶しております。ワインという飲み物がそれほど重要視されていなかった頃のことですけど、新聞紙上に載るワインの名称はそういえばそんなに数多くなかったはずであります。
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| 11:51 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2009/08/20 01:40 PM |
higemaster |2009/08/19 05:14 PM |


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