ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

クードポール第290回ワイン会のワイン

Champagne Beaumont des Crayères Fleur Blanche Blanc de Blancs Brut 1999

協同組合という理由だけで「安物扱い」されている生産者ですが、巷で出回るRMなど比較にならない程品質の高いものであります。シャンパーニュは法律で手摘みと決められていますが、手で摘んだからと云って全ての葡萄が完熟している訳ではありません。生産者によっては摘み取り後の「選果」が不十分なところもありますし、目一杯搾汁するところも少なくはありません。

ボーモン・デ・クレイエール社は小規模農家の集合体であり、農作業や収穫はRMと殆ど同じでありますが、なんと云ってもワイン造りの設備が新しいですし、また非常に清潔であります。

誰も書いてませんけど、急にお高くなってしまった甘口シャンパーニュがお得意のRM生産者、行かれたら分かるのですが非常に不衛生であります。

ワインやシャンパーニュに関するお話は殆どが売る側の流す情報であり、実態を知らされないまま、いつの間にか日本だけで有名になってしまったところがあるのです。もちろん日本で売れるとなったらブローカー連中も慌てて高値安定に寄与する訳です。つまりフランス国内の価格も上がってしまうのです。

評論家や漫画が評価したところでそれだけが旨いはずはありません。ストーリーが面白いからと云って、何でも他人の云うことを受け入れてしまうのは我が国民性なのでしょうか? 

さて、このシャンパーニュのお話に戻しますが輸入元の説明によると「デゴルジュマンまでの熟成期間 72ヶ月 」と長期の第2次醗酵であります。葡萄収穫年が1999年ですからシャンパニザシオンは恐らく2000年、それから瓶内第2次醗酵となる訳ですが、かなりの長期熟成品ですけど価格は極めてリーズナブルであります。

私はこの第2次醗酵の期間の長いものこそ本来の熟成であると考えております。

ホンモノを知るにはシャンパーニュへ行くことをお薦めしますが、なかなか遠くて、また行ったところで余程のコネがない限りホンモノの長期第2次醗酵のシャンパーニュに出会えることは無いでしょう。

シャンパーニュに関して諸説あるのは重々承知しておりますが、私の体験から申し上げると味・香り・そして泡立ちの全てに於いて、このような長期第2次醗酵したシャンパーニュこそが最上のものであると断言致します。


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| 11:50 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2009/07/05 06:25 PM |
higemaster |2009/07/05 05:16 PM |


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