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ボルドーワイン委員会、アペラシオン・ボルドー分類上の問題点
次は「BORDEAUX」について申し上げます。

アペラシオン・ボルドーはINAOの分類上3つのデノミナシオンに分かれています。
--Bordeaux
  --Bordeaux
  --Bordeaux Côtes de Francs
  --Bordeaux Haut-Benauge

さらにこの内1番目の「Bordeaux」は次のように5つに細分されます。
--Bordeaux
Bordeaux blanc
Bordeaux blanc moelleux
Bordeaux clairet
Bordeaux rosé
Bordeaux rouge

この細分化された5つは法律で云う固有の原産地名称なのでしょうか? 法律で定められた原本に記載があるのでしょうか?

次にこちらのページをご覧下さい。 

ボルドーワイン委員会ではアペラシオン・ボルドーの分類を「Bordeaux」「Bordeaux Supérieur 」「Bordeaux Clairet 」「Bordeaux Rosé 」の4つとしています。そもそもこれが大きな間違いではないか?

ボルドー、ボルドー・シュペリュールは良いとして次の2つは如何なものでしょうか?

まずはボルドー・クレレはこちらをご覧下さい。INAOの見解ではアペラシオン、デノミナシオンとも単なる「Bordeaux」であります。

次にボルドー・ロゼはこちら、こちらも法律上単独の原本は持っておりません。

ボルドーワイン委員会は2つの原産地原本を持つアペラシオンである1「Bordeaux」、2「Bordeaux Supérieur 」とアペラシオン・ボルドーから枝分かれした詳細区分名称?である3「Bordeaux Clairet 」、4「Bordeaux Rosé 」の2つ「57のアペラシオン」のうちの4つとしてカウントしている訳であります。

基本のアペラシオン・ボルドーの分類の方法が間違っていると申し上げても過言ではないはずです。

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コメント一覧
Georges |2009/06/27 05:39 PM |
higemaster |2009/06/24 05:13 PM |

現在のINAOはどのように分類しているのでしょうか?
まずボルドーワイン委員会の云う、大前提の「57のアペラシオン」について私は異議を唱えます。

フランスのワインに関する法律ではその根本となる原産地名称がそのワインの基本的存在の1ページを形成しております。ですから法律上定められた原本が即ちアペラシオンという訳で、その法律の分筆として詳細を示したものがデノミナシオン(普通ワインの名称にはこちらが用いられます)となる訳です。

法律によって定められたアペラシオンとワインの名称に使われるデノミナシオンをごちゃ混ぜにしているのがボルドーワイン委員会の考え方であるとご指摘申し上げます。

それでは現在のINAOは、ボルドーワインのアペラシオンについてどのような分類をしているのでしょうか、アルファベット順に従い検証したいと思います。

1. BARSAC

アペラシオン・バルサックは甘口白ワインの独立したアペラシオンであり、ネット上ではこちらにある通り

Appellation BARSAC
Dénomination BARSAC
アペラシオン、デノミナシオンとも「BARSAC」と表記されています。

原本はこちらをご覧下さい。

2. BLAYE
INAOのHPからアペラシオンで「BLAYE」を検索すると
AOC - VQPRD --BLAYE
AOC - VQPRD --COTES DE BLAYE
AOC - VQPRD --PREMIERES COTES DE BLAYE
3つのアペラシオンが表示されます。ブライ以外のコート・ド・ブライ、プルミエール・コート・ド・ブライは後に回してブライだけを見るとブライ・ブランとブライ・ルージュに二分されます。

ブライ・ブランはBlanc - Sec (usage) 通例は辛口の白ワイン
cépage principal : ugni blanc (B). Le pourcentage de ce cépage doit être supérieur ou égal à 90 p. 100 de l'encépagement ;

- cépages accessoires : colombard (B), sémillon (B), sauvignon (B), muscadelle (B) et chenin (B).
Le cépage chenin est autorisé dans l'encépagement de l'appellation jusqu'à la récolte de l'année 2025.

の表記の通りブライ白ワインの葡萄品種については主要品種はボルドーワイン委員会の主張であるコロンバールではなくユニ・ブラン(90%以上)、補助品種(10%以下)はコロンバール、セミヨン、ソーヴィニョン、ミュスカデルとシュナンですがシュナンには制限があります。

ブライ・ルージュはこちら
 
1. Les vins rouges ayant droit à l'appellation d'origine contrôlée " Blaye " doivent provenir des cépages suivants, à l'exclusion de tous autres : cabernet, merlot, malbec, prelongeau, cahors, béguignol, verdot. 

と表記されており葡萄品種は多種に及びます。カベルネと最初にありますがこれはカベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フラン、そしてメルロー、マルベック、プルロンゴー、カオール、ベギニョルとヴェルドとなっていますが後者4品種は恐らく使われていないと考えられます。

いずれも
Appellation BLAYE ou BLAYAIS
Dénomination BLAYE
原本は1つでこちらをご覧下さい。
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