ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

これまた疑惑なアントル・ドゥー・メール
フランス語を理解しようとしないソムリエ諸氏が多いため21世紀になってもこのアペラシオンを「アントル・ド・メール」と発音して些かも恥じらいを感じない人が後を絶ちません。先生が無知なら生徒は一体どうなるのでしょうか。

私は昔からこのアペラシオンをわざと「Entre 2 Mers」と表記したことが度々あります。

で、ボルドー委員会のHPには、そのことについて説明があったのでホッとしました。たまにはためになることも書いてあるみたいです^^!

ご覧下さい、こちらの地図よりかなり下の部分です。

コピーさせて頂くと「2つの河の間」とサブタイトルを付けて次の表記があります。

「アントル・ドゥー・メールの生産地域はドルドーニュ河とガロンヌ河の間に広がるので、『2つの海の間』という意味のアントル・ドゥー・メールという名前が付けられました」

ですけどその上の記述を見て唖然としました。問題の箇所はこちらですがコピーさせて頂きます。

「ソーヴィニヨンは主に、セミヨンをアッサンブラージュします。セミヨンは丸みと力強さを与えます。補助品種のミュスカデルは、とても心地よい麝香のような要素を与えます」

これは正しくありませんね。何が間違っているかズバリ指摘できますでしょうか?
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Georges |2009/06/27 05:31 PM |
higemaster |2009/06/22 05:04 PM |

疑惑のサント・フォワ・ボルドー(白ワイン)
次にサント・フォワ・ボルドーについての記述も私の体験からかけ離れた説明文ですので指摘したいと思います。

まずボルドーワイン委員会のこちらをご覧下さい。57の区分けから「Sainte-Foy-Bordeaux」を探してみたら「Sainte-Foy-Bordeaux(甘口白)」と「Sainte-Foy-Bordeaux(赤)」と並んでいますね。ボルドーワイン委員会ではアペラシオン・サント・フォワ・ボルドーを1つではなく2つあるようにカウントしていることが分かります。また前者の白ワインですが甘口と明記してありますね。

ところが私が今まで飲んだサント・フォワ・ボルドーの白ワインはすべて辛口のみでありました。拙ブログの中で例を取るとこちらに書いた通り辛口白ワインに違いありません。

ボルドーワイン委員会の説明では、コピーさせて頂くと「サント・フォワ・ボルドーの半甘口ワインはあまり知られておらず、面積も生産量も小さいですが、とても偉大な甘口ワインです」。

また下の方の品種についてはソーヴィニヨンが主体ですが、ほぼ同量セミヨンがアッサンブラージュされています。ミュスカデルとソーヴィニヨン・グリが補助品種です」とこれまた明快に書いてあります。

ですけどINAOのHPからこちらをご覧下さい。

アペラシオン・サント・フォワ・ボルドーは1つであり、赤白別々の区別はなされていません(赤・白が別のアペラシオンでは無いという意味)。

個別にご紹介すると、赤ワイン白ワインもアペラシオン、デノミナシオンとも「Saint-Foy-Bordeaux」であります。

注意して白ワインの説明文を見ると「Mots-clés 4.1 - Vins - Vin tranquille - Blanc - Sec (usage) 」と書いてありますね。
この下線部の意味は「通例とか通常の状態」を意味する訳であり直訳すると「スティル・ワインの(通例)辛口白ワイン」ということになり、ボルドー委員会の説明文は通例ではない甘口白ワインについて書かれていることになります。

これは通例認められにくいのではないか!(サント・フォワ・ボルドー白ワインに甘口の存在は存じております)
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Georges |2009/06/27 05:27 PM |
higemaster |2009/06/22 04:58 PM |


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