ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Champagne Marie Demets Cuvée Tradition Brut NV
さて昨日の続きです。

今日はこのシャンパーニュを日本に輸入している会社がどんなことを書いているか見てみましょう。

まずはこちらをご覧下さい。 

輸入元の表現ではこの生産者「マリー・ドゥメ」を「南端のシャンパーニュ」と表現していますが、私はオーブ地区は「シャンパーニュの僻地」と云われても仕方ないと思っております。

オーブ地区はコミューンの格付けの関係から葡萄の価格が2割はお安い訳であり、アイ・シャンパーニュやアヴィズなどのグラン・クリュ格付けのコミューンで栽培された葡萄が仮に1㎏あたり5ユーロであるなら、オーブ地区の葡萄の価格は4ユーロということになります。

150㎏の葡萄から100リットルの搾汁が出来るのでシャンパーニュ1瓶750ccあたりの葡萄の価格は4.50ユーロとなる訳です。従ってシャンパニザシオンして製品にしたところでこの地域のシャンパーニュは1瓶=10ユーロであっても十分商売は成り立つはずであります。

で輸入元はこの生産者のあるコミューンを表記せずに「シャンパーニュのアペラシオンの南端に位置し、シャンパーニュの中心部よりもシャブリに近いエリアにあります」としているのは消費者としては「それなら具体的に何処なの?」と聞きたくなるはずではないか?

この「Gyé-sur-Seine」実際の位置はオーブの主要都市トロワとブルゴーニュのディジョンを直線で結ぶとトロワから約52㎞程のコミューンであり、シャンパーニュ地方ロゼのアペラシオンであるロゼ・ド・リセイの「Les Liceys」から北東に5㎞程であります。

また「早くから自社ブランドを築き・・・」とありますがブランドを立ち上げたのは1987年のはずでまだ20年程の新しい生産者ではないか。昔からシャンパーニュを生産しているのは「Cheurlin et Fils」であり、この他に R.Barbichon et Fils, Robert Barbichon,  Bartnicki Père et Fils,  Beauny,  Richard Cheurlin,  Dominique Cousin,  Crétol et Fils,  Jean-Marie Février,  Fluteau,  Jean Josselin,  Guy Préaut などのシャンパーニュ生産者の名前が確認できました。

そして少し飛ばすと問題の箇所が見つかりました。


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| 11:50 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2009/06/07 08:52 PM |
higemaster |2009/06/07 04:21 PM |


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