ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

第108回英ちゃんの会
世の中には「知らない方が身のため」と云うものが数多く存在します。普通ではあり得ない旨いものもその中の一つ。グルメ雑誌にたびたび登場する有名店が本当に旨いと信じて疑わない人の方がむしろ幸せであります。高名な作家の味覚を信じるのも勝手ですが、味よりもその主人の言動に左右されっぱなしの味覚音痴が世の中には大勢居られるのも事実であります。ここ英ちゃん冨久鮓のご主人は普通我々の前で魚の説明など一切されません。「どこで誰が獲ってそれが何キロあってこの日水揚げの一番の魚だ」と自慢タラタラ講釈を垂れる祇園のお店などとは大違い。何の説明も要らないのがここ英ちゃん冨久鮓に登場する食べ物であります。

先付は「舞茸大根おろし、ポン酢」で新潟産の原木栽培のもの。香りが強くこの時期ならではの逸品。

この巨大な卵巣をご覧下さい。これが英ちゃんの名物の一つ「鮒寿司」、臭いだけの鮒寿司とは雲泥の差があります。丁寧に造られた鮒寿司は異様な匂いを発することはありません。いつも申し上げますがシャンパーニュと非常に相性の良い食べ物であります。口取りは他に銀杏の素揚げと紫頭巾。

前半のハイライトはいくつも登場しますがお造りは平目。私はいつも淡路は岩屋から来る魚屋で天然物の魚を買いますがこんな平目にはお目に掛かったことがありません。もちろん肝、皮の湯引き、胃袋など全て添えられます。普通ではあり得ない旨さ!

煮物は「のどぐろ」、これまた普通の煮付けではありません。魚の旨味を最大限生かした調理法で驚愕です。

さらに子持ち鮎の塩焼き。これもこの時期外せない物の一つで旨さの秘訣は焼き台にあります。
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| 英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会 |
| 11:38 PM | comments (0) | trackback (x) |


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