ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Sviastoslav Richter Carnegie Hall April 15, 1965
たまにはピアノの話題です。スヴャトスラフ・リヒテルの弾くショパンのスケルツォ全曲が入っているので買いました。このCDはこちらの製造元ですが昔の録音を現代に甦らせた功績は大きいと思います。

私が二十歳に満たない頃CBSソニーから一連のリヒテル1960年代のLPが発売されてすぐ廃盤になったのを今でもはっきり覚えています。やっとの思いで手に入れたもののヒドい雑音でまともに聞けたものではありませんでした。
1965年カーネギーホールでの実況録音とのことですが聴衆の咳払いの他気になるノイズは殆ど無く音楽として充分に楽しめるCDであることは間違いありません。

ショパンのスケルツォの演奏については恐ろしいほどハイスピードで主題を弾く第1番、最後の締めくくり方も実にお見事、ホロヴィッツの1953年カーネギーホールでの実況録音に匹敵する名演と申し上げます。

もっともポピュラーな第2番も大変素晴らしい、スケルツォとしては叙情的表現を要求される曲ですがメロディーの流れが美しく、技巧を要する(540小節から4小節)ところはキッチリ押さえてあります。ミケランジェリの往年の演奏同様理想的な演奏だと高く評価します。

第1番第2番に比べて後半の2曲は若干リラックスした印象が否めません。とくに第3番は鬼気迫る演奏を期待したのですが少し拍子抜け、第4番は普通。もちろんリヒテルの名演奏を何度も聴いているのでそういった意味での普通であります。

ですがおまけみたいに一緒に編集されているシューベルトの曲はただの付け足しのようで感心しません。リヒテルは1970年代までの演奏が私は好みです。ヤマハを多用するようになってからは私には魅力が半減したように思います。
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| 11:38 PM | comments (0) | trackback (x) |


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Copyright © 2006 ワインと葡萄::2008年10月15日
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