ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Coutreau 2007 AC Bordeaux
coutreau07Vignobles C. Barreau & Fils, propriétaire à Grézillac と小さく書いてあり、ネゴシアンのジネステによる瓶詰めの物、恐らく3ユーロ前後の価格帯の物でしょうね。

先ずは生産地のGrézillacについて何処にあるか調べてみましょう。

コミューン・ドット・コムを毎日見てたらフランスの郵便番号が嫌でも身に付いてしまいます。33420 Grézillacはサンテミリオンから10キロほど南、ドルドーニュ川を渡った所謂アントル・ドゥー・メールに位置しており、瓶詰めを行っている33360 Carignan は約20キロ西に離れた(同じくアントル・ドゥー・メール内)ところであります。

ネットで見つけたのはこちら「Le samedi 10 mai 2008, le Concours de Bordeaux-Vins d’Aquitaine a décerné 270 médailles d’Or, 422 d’Argent et 292 médailles de Bronze.」で、この金賞受賞の270のワインの中にこのワインが含まれています。ちなみにこのワイン、エチケットに受賞シールは貼ってありません。

しかし270もの金メダル、金メダル増産と云うか一体何種類出品されたのでしょうか、出品されたワインは何某かの賞を貰えることになっていたのではと疑いたくなります。

さてこのワインの元締めはかの有名なジネステで、昔は(と云ってもつい最近まで)あのシャトー・マルゴーを所有していたのです。

1970年代はボルドーワインにとっては暗黒の時代でマルゴーもメンツェロプーロス家に身売りしなければならなかったし、ムートン・ロッチルドのすぐ隣ポン・カネ(ネゴシアン・クルーズのお宝シャトーだった)もブランデーのギー・テスロンに売却しなければならなくなりました。

ワインの世界はこうして何年かに一度大スキャンダルが発生し価格は暴落します。

いつまでも続かないのが右肩上がりの有名シャトーの異常な価格。

常識ある価格に戻るまで買わなければ良いと思いませんか。石油の価格しかりユーロもまたしかり。嗜好品であるワインなら尚一層崩れ始めるととことん崩れるのであります。飲むことを目的としない投機的な買いがいつまでも続かないのは火を見るより明らか。

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| 11:14 PM | comments (0) | trackback (x) |


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