ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

le Touraine Blanc Sauvignon Domaine de l'Aumonier
8v0408.jpgまずはこのボトル、ロワールに共通するレリーフ入りの標準型ですがエチケットはAOCワインの必要条件を満たしていません。まず不思議なのはトゥーレーヌの前の冠詞「le」の存在とアペラシオン( Appellation Contorôlée )の表示がないこと、またトゥーレーヌ・ブランというラベル表示は見たことがありません。そして瓶詰め元の社名と本社の住所、さらには内容量とアルコール度数の表示もありません。特にアルコール度数に関しては1989年5月1日以降は義務付けられているのでAOCワインではないはず。また最下部に生産者名などの表示がありますが「France」表示は何処にもないため輸出用ワインに定められた要件を満たしていません。任意記載事項のヴィンテージもありませんが、日本語表記の裏ラベルには2005年とあります。普通アートラベルなどは必要事項を全て裏面に表示してあることが多く、この場合は裏ラベルに見えるモノが正規の表ラベルになります。しかしこのワインにフランスで貼られた裏ラベルはなく、全く不思議なワインであります。
INAOのHPを見たらやはりアペラシオンもデノミナシオンも「トゥーレーヌ」で赤、白、ロゼの区分上トゥーレーヌ・ルージュ、トゥーレーヌ・ブラン、トゥーレーヌ・ロゼという呼び方はするもののエチケットに記載されることはないはずです。これはこちらをご覧頂けるとお分かり頂けると思います。で、赤、白、ロゼとある中で白ワインに関するところを見ると葡萄品種に昔の教科書とは違った表記があります。INAOのHPからコピーさせて頂くと「Touraine blanc : sauvignon (3/4 de l'encépagement), chenin ou pineau de Loire, menu pineau et chardonnay (20% maximum)」になっていますが私が持っている1980年代のアペラシオンの原本では白ワインのセパージュはシュナン・ブラン、アルボワ、ソーヴィニョンとシャルドネでシャルドネのみ20%以下との記載があるだけです。現在はソーヴィニョンが75%必要とのことですのでシュナン・ブランは大きく後退したことになります。尚アルボワとムニュ・ピノーとは同じ品種です。
さてラベルに不審を抱きながら開けることにします。

▼続きを読む
| ワイン日記::フランスワイン |
| 04:12 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::2008年04月08日
All Rights Reserved./Skin:oct