ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

食の評論・ワインの評価に点数や☆は必要あるのでしょうか?
ボルドーの5大シャトー、本来ならメドックの第1級格付けシャトーのはずですがその中でとりわけシャトー・マルゴーだけが異常な高値で取引されたことがありました。それはパーカー・ジュニア氏の点数如何に関わらず日本人バイヤーが買い占めたからに他なりません。今から10年ほど前のお話ですがテレビでやたら取りざたされた赤ワインブーム、その頃流行った小説で活字になったのがこのシャトー・マルゴー、映像やネットでの画面表示は時と共に忘れられますが活字は残り次から次へと伝搬されます。新聞掲載の小説は人気になると必ず単行本となり繰り返し読まれるので影響力を持つのでしょう、ワインに関する情報が少ない我が国に於いては一つのブランドとしてシャトー・マルゴーが定着したのかも知れません。今はその小説も影を潜め専ら取り沙汰されるのは漫画か写真の綺麗なワイン本でしょうか。ここにも活字で特定のワインの名前とその評価、ワイン本では点数付けでワインを評価しています。また料理の世界では信憑性は疑わしいもののミシュランの東京版が出版されそれを鵜呑みにするマスコミ報道に憂いを覚えるのは私だけではないはずです。
シャトー・マルゴーに話は戻りますがジネステ一族の所有当時にたたき売られたはずのこのワイン、メンツェロ・プーロス所有になり名声を回復しましたがそんなことはお構いなしに日本人によって大量に買い占められ相場が一気に上がってしまいました。一旦上がれば下がらないのがワインの価格というもので余程異常な場合(例えばヴァランドロー)を除き、高値安定になってしまいます。高ければ高いものほど有り難がる顧客が居るのもこの世界の特徴でしょうか、高い物イコール旨い物と信じる人が多いから商売はしやすいのかも知れません。
しかしワインは畑のブドウの出来だけでなくワイン造りに携わる人により大きく変わるモノであることを忘れてはいけないと思います。日本酒造りに杜氏さんが関わるのと同じくワイン造りにセラーマスターとかエノロジストが深く関わっていて、彼らが変わるとワインの味が大きく変わってしまいます。

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| 08:52 AM | comments (0) | trackback (x) |


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