ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Gibert N


ジベールと読む黒葡萄だがいつものサイトにはまた画像無しである。葡萄の世界的データベース VIVC にも画像はないが、レ・セパージュには画像が載っている。

VIVC の整理番号は14190 と5桁なので最近判明した葡萄である可能性が高い。レ・セパージュには次の説明がある。

Identification/Origine : ancien cépage que l'on rencontrait dans le département du Lot.

ロット県で見つかった古代葡萄とあるので人工交配ではなく自然交配のはず。その親葡萄は母が Cot コ、父が Colombaud コロンボ であり拙ブログのこちらこちらを参照されたし。



当該葡萄についての詳しいサイトがあった、こちらを参照されたし。

サイトによると見つかったのは1950年代で発見者は J.P. Artozoul 氏とのこと。シノニムは MOUTET、MUTET、TARDIEU の3つだけ。収量の多い葡萄とのこと。

しかしながら2016年栽培面積は相変わらずゼロである。
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Galibia B



ガリビアという白葡萄、トリビアではない。いつものサイトには葉も無ければ葡萄房も無いという為体、VIVC にはちゃんと画像がある。フランス政府は登録する段階で画像ぐらいは用意しなければならないはず。

VIVC によると開発者はアルフレッド・ガリベール氏とエリック・クロンドル氏という二人の共同開発とのこと。しかし親子関係などについては全く分かっていない。アルフレッド・ガリベール氏は1913年生まれで1998年没なのでその間に開発された葡萄のはず。

シノニム(GALIBERT 14-5 と GALIBERT COULONDRE 14-5)からこちらのサイトを調べると後者は4番目に載っているが、アルフレッド・ガリベールの一覧表にはガリベール14-5 に相当するものは見当たらない。

種間交雑により生まれた葡萄に違いないが、出所もはっきりしないしおまけに2016年栽培面積ゼロ葡萄なので新規登録する必要性を全く見い出せないように思う。
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Flot rouge N



フロ・ルージュ、決して赤い風呂ではない、果皮色黒ながらルージュとする変な名前の葡萄。画像はいつものこちらから拝借した。

VIVC の最新データはこちら、コピーすると

Country of origin of the variety FRANCE
Species   VITIS INTERSPECIFIC CROSSING(種間交雑)
Pedigree as given by breeder/bibliography JAEGER 70 × ARAMON
Pedigree confirmed by markers
Full pedigree YES
Prime name of parent 1 MUNSON
Prime name of parent 2 ARAMON NOIR
Parent - offspring relationship
Offspring   YES
Breeder   Seibel, Albert

ちなみに系図に詳しいサイト から Flot rouge の系図はこちら



一見すると VIVC の親子関係と異なる名前が見受けられるが、MUNSON が正式名称であり系図に見られる JAEGER 70 はそのシノニムであるから両者の見解は同一である。

フロ・ルージュのシノニムは次の通り

FOLLA REDONDA
ROI DES HYBRIDES
SEIBEL 1020

当該葡萄の開発者はアルベール・セイベル氏であり、氏の造った葡萄の一覧はこちら、フロ・ルージュのシノニム SEIBEL 1020 は一覧表の名前 Flot Rouge となっている。

Seibel 1015 から 1077 、2006 から 2033、2053 から 2056、さらには 2192 から 2221 までも全て Munson×Aramon から生まれた葡萄である。

セレクションが1000番台であることから恐らく1895年までには造られていたはずであり最近になってフランス政府が登録したのだろうが、これまた2016年栽培面積ゼロの葡萄の類である。
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Floreal B



フロリアルもしくはフロレアルと読むであろう白葡萄、画像を拝借している Pl@nt Grape では殆どの情報は無いが、系図に詳しいサイトによると詳しい系図が載っている。



系図を拡大すると分かりやすいがフロレアルと全く同じ系図の葡萄として Voltis がある。ヴォルティスについては拙ブログのこちらをご覧頂きたい。

フロレアルとヴォルティスは同一の系図を持つが別の葡萄、つまり兄弟葡萄ということでそれぞれシノニムの名前も異なる。

さてVIVC の最新データはこちら 、何と2002年に生まれたばかりの葡萄で系図からは紛れもなく種間交雑の類に入るはず。

やはりヴォルティス同様 INRA コルマールにて開発されたワイン用葡萄であるが同じく2016年栽培面積ゼロ葡萄である。
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Flame seedless Rg



末尾に Rg を伴うのは果皮色ルージュを意味する訳だがロゼとルージュの判別基準が未だに釈然としない。画像を拝借している Pl@nt Grape によると 1961年にカリフォルニアで造られた食用葡萄とあるので読み方は英語のフレイム・シードレスのはず。

言わずもがな 2016年栽培面積ゼロ葡萄に属しフランス原産ではない葡萄の類である。フランスとは縁もゆかりもない葡萄と云った方が良いはず。

フランス原産の可能性大の葡萄は置き去りのままで諸外国の葡萄ばかりを新規登録するのは如何なものか、フランス農水省に改めて問いたい。

未だに知らん顔の代表的な葡萄はフランスで忌み嫌われた存在のグエである。昔はオーストリア原産とされ正式名称はホイニッシュ・ヴァイスのままだが、どう考えてもフランス原産の可能性が高いと思う。近い将来フランスでのシノニムのグエもしくはグエ・ブランが正式名称として採用されるかもしれない。既にスイスやドイツでは正式登録されている。

もう一つ重要な存在がフランス原産の黒葡萄サン・ローランである。フランス原産にも拘らずフランス農水省はこの葡萄を取り上げてはいない。以前説明したがサン・ローランが正式名称なのに主な栽培地はドイツであるためザンクト・ラウレントと呼ばれて久しい。サン・ローランこそピノ・ノワールと唯一親子関係が認められている葡萄であり、原産国であるフランスが知らん顔している場合ではない。

閑話休題、フレイム・シードレスはその名の通り種無し葡萄であり親子関係を示すのは VIVC のデータ では解りにくい。

系図は次の通り。

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