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ワインのコルクに漢字が!

昨日開けたワインのブションを見てびっくり、なんと漢字の印字があったのです。中国人所有のシャトーなのかと・・・




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Pineau d'Aunis N その2
ピノー・ドニスが関わるワインのアペラシヨンについては拙ブログのこちらにまとめたつもりですが、ネタ元サイトが改変されたため今一度確かめます。改変されたネタ元はこちら、コピーさせて頂くと

Le cépage « Pineau d'Aunis » est utilisé obligatoirement en monocépage pour un des vins de :
Touraine : Coteaux du Vendômois .
ピノー・ドニスがモノ・セパージュ(単一葡萄しか使わない葡萄規定)とされるワインはトゥーレーヌ地区のコトー・デュ・ヴァンドモワとあります。

Le cépage « Pineau d'Aunis » est un cépage principal, utilisé en assemblage dans :
Anjou : Rosé d'Anjou .
Loire : Crémant de Loire, Rosé de Loire .
Saumur : Saumur .
Touraine : Coteaux du Loir, Touraine .

次にピノー・ドニスが主要葡萄としてアサンブラージュされるのはアンジュー地区のロゼ・ダンジュー、ロワール全域のクレマン・ド・ロワールとロゼ・ド・ロワール、ソミュール地区のソミュール、トゥーレーヌ地区のコトー・デュ・ロワとトゥーレーヌ。

Le cépage « Pineau d'Aunis » est un cépage accessoire pour :
Anjou : Anjou .
Centre : Valencay .
Saumur : Saumur-Champigny .
ピノー・ドニスが補助葡萄として使っても良いとされるのはアンジュー地区のアンジュー、中央フランスのヴァランセ、ソミュール地区のソミュール・シャンピニという説明ですが・・・

以前のブログで書いたように AOC コトー・デュ・ヴァンドモワでピノー・ドニスがモノ・セパージュとして使えるのはヴァン・グリに限られており赤ワインでは主要葡萄としては認められているものの単一で使えるわけではありません。コトー・デュ・ヴァンドモワの白ワイン、赤ワインそしてヴァン・グリの葡萄規定をコピーさせて頂くと

Vins blancs
cépage principal : chenin B ;
cépage accessoire : chardonnay B.

Vins rouges
cépage principal : pineau d’Aunis N ;
cépages complémentaires : cabernet franc N, pinot noir N ;
cépage accessoire : gamay N.

Vins gris
pineau d’Aunis N.

2°- Règles de proportion à l’exploitation
Vins blancs
La proportion du cépage chardonnay B est inférieure à 20 % de l’encépagement.

Vins rouges
- La proportion du cépage pineau d’Aunis N est supérieure à 50 % de l’encépagement.
- La proportion du cépage cabernet franc N est comprise entre 10 % et 40 % de l’encépagement.
- La proportion du cépage pinot noir N est comprise entre 10 % et 40 % de l’encépagement.
- La proportion du cépage gamay N est inférieure à 20 % de l’encépagement.

コトー・デュ・ヴァンドモワ白ワインは主要葡萄シュナン・ブランでシャルドネは20%以下なら使っても良いという規定。

赤ワインはピノー・ドニス50%以上、補完葡萄としてカベルネ・フランとピノ・ノワールが最低各10%、最大で各40%という栽培比率でありガメイ・ノワールは補助葡萄として20%以下。つまりコトー・デュ・ヴァンドモワの赤ワインはピノー・ドニスが50%以上80%以下、カベルネ・フランは10%から40%、ピノ・ノワールが10%から40%という3種類の葡萄を使うことが条件となっています。

アペラシヨン・ロゼ・ダンジューの葡萄規定は次の通りです。
AOC ≪ Rose d’Anjou ≫
Vins tranquilles roses cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, cot N, gamay N, grolleau N, grolleau gris G, pineau d’Aunis N

栽培規定やブレンド規定など無いのでカベルネ・フラン、カベソー、コ、ガメイ、グロロー・ノワール、グロロー・グリそしてピノー・ドニスと7種類の葡萄が使えます。

アペラシヨン・アンジューの葡萄規定は大変ややこしいのです。

Vins tranquilles rouges
- cepages principaux : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N ;
- cepages accessoires : grolleau N, pineau d’Aunis N

アペラシヨン・アンジュースティルワインの赤の場合は
主要葡萄 カベルネ・フランとカベソー
補助葡萄 グロロー・ノワールとピノー・ドニス

Vins mousseux blancs
- cepage principal : chenin B (ou pineau de la Loire)
- cepages accessoires : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, chardonnay B, gamay N, grolleau N, grolleau gris G, pineau d’Aunis N

アペラシヨン・アンジューの白泡の葡萄規定は
主要葡萄 シュナン・ブラン
補助葡萄 カベルネ・フランとカベソー、シャルドネ、ガメイ・ノワール、グロロー・ノワール、グロロー・グリそしてピノー・ドニス。

アペラシヨン・アンジューでは一見するとピノー・ドニスは補助葡萄、つまり使わなくても良い葡萄となっていますが、アペラシヨン・アンジューのロゼ泡にご注目下さい。その葡萄規定は

Vins mousseux roses cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, gamay N, grolleau N, grolleau gris G, pineau d’Aunis N

つまりアペラシヨン・アンジューのロゼ泡の場合ピノー・ドニスは主要葡萄として使って良い訳であり補助葡萄と断定するのは間違いであります。


クレマン・ド・ロワールの葡萄規定は

Les vins sont issus des cépages suivants :
- cépages blancs : chardonnay B, chenin B, orbois B ;
- cépages noirs : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, grolleau N, grolleau gris G, pineau d’Aunis N, pinot noir N.

白葡萄 シャルドネ、シュナン・ブランそしてオルボワ(正式名称はアルボワ・ブラン)
黒葡萄 カベルネ・フランとカベソー、グロロー・ノワール、グロロー・グリそしてピノー・ドニスとピノ・ノワール
葡萄栽培の割合規定やブレンド規定はないのでクレマン・ド・ロワールの白そしてロゼは上記の葡萄なら何をどれだけ使っても問題ない訳です。

次に同じく広い栽培地域のアペラシヨン・ロゼ・ド・ロワールの葡萄規定は

Les vins sont issus des cépages cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, gamay N, grolleau N, grolleau gris G, pineau d’Aunis N, pinot noir N.

全て黒葡萄です。クレマン・ド・ロワールの葡萄規定の黒葡萄と同一です。

つまりクレマン・ド・ロワールとロゼ・ド・ロワールは広範囲にまたがるアペラシヨンであり葡萄はロワールで栽培されるものなら何でも構わないというような表記であります。

次のアペラシヨン・ソミュールについては

AOC « Saumur » (vins tranquilles blancs) Chenin B (ou pineau de la Loire).

AOC « Saumur » (vins tranquilles rouges)
- Cépage principal : cabernet franc N ;
- cépages accessoires : cabernet-sauvignon N, pineau d’Aunis N.

AOC « Saumur » (vins tranquilles rosés) Cabernet franc N et cabernet-sauvignon N.

AOC « Saumur » (vins mousseux blancs et rosés)
Chenin B (ou pineau de la Loire), chardonnay B, sauvignon B, cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, gamay N, grolleau gris G, grolleau N, pineau d’Aunis N, pinot noir N.

Dénomination géographique complémentaire
« Puy-Notre-Dame »
- Cépage principal : cabernet franc N ;
- cépage accessoire : cabernet-sauvignon N.

AOC « Saumur » (vins tranquilles rouges)
La proportion des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30 % de l’encépagement.

Dénomination géographique complémentaire « Puy-Notre-Dame »
La proportion du cépage accessoire est inférieure ou égale à 15 % de l’encépagement.

ソミュール・ブランはシュナン・ブランのモノ・セパージュ。

ソミュール・ルージュの主要葡萄はカベルネ・フランであり、カベソーとピノー・ドニスは30%以下と規制されている補助葡萄であります。従ってピノー・ドニスはソミュールの赤ワインの場合主要葡萄とは言えない訳です。

スティル・ワインのソミュール・ロゼではカベルネ2種しか使えずピノー・ドニスは使えません。

ソミュールの白泡とロゼ泡はシュナン・ブランをはじめロワールで栽培される葡萄は殆ど使えるという緩い規定

近年新たに登場したデノミナシヨン・ソミュール・ピュイ・ノートルダムは赤ワインだけですがカベルネ・フランが主要葡萄でありカベソーは15%以下として補助葡萄規定にあります。

以上がソミュールすべてのワインの葡萄規定であり、ピノー・ドニスを主要葡萄と断定することはできない訳です。

コトー・デュ・ロワの葡萄規定は

1°- Encépagement
a) - Les vins rouges sont issus des cépages suivants :
- cépage principal : pineau d’Aunis N ;
- cépages accessoires : cabernet franc N, cot N, gamay N.

b) - Les vins rosés sont issus des cépages suivants :
- cépage principal : pineau d’Aunis N ;
- cépages accessoires : cot N, gamay N, grolleau N.
a) - Les vins blancs sont issus du cépage chenin B.

2°- Règles de proportion à l’exploitation
Pour les vins rouges et rosés, la proportion du cépage pineau d’Aunis N est supérieure ou égale à 65 % de l’encépagement.
La proportion de chacun des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30 % de l’encépagement.

コトー・デュ・ロワは白ワイン(シュナン・ブランのモノ・セパージュ)を除き、赤・ロゼともピノー・ドニス栽培比率65%以上という主要葡萄であり、赤ワインの補助葡萄としてカベルネ・フランとコそしてガメイ・ノワール、ロゼの場合コ、ガメイ・ノワールとグロロー・ノワールが補助葡萄。

アペラシヨン・トゥーレーヌの葡萄規定は拙ブログで何度も取り上げたので省略させて頂きますが当該葡萄が主要葡萄と云えるのは

Vins rosés tranquilles et mousseux, vins rosés susceptibles de bénéficier de la mention «primeur» ou « nouveau »
cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, cot N, gamay N, grolleau N, grolleau gris G, meunier N, pineau d’Aunis N, pinot gris G, pinot noir N.

Vins blancs mousseux
chardonnay B, chenin B, cabernet franc N, grolleau N, grolleau gris G, orbois B, pineau d’Aunis N, pinot noir N.

Vins rosés tranquilles et vins rosés susceptibles de bénéficier de la mention «primeur» ou « nouveau » 2 cépages sont obligatoirement présents dans l’encépagement, sans que la proportion de l’un ne puisse être supérieure à 70 % de l’encépagement.

即ちトゥーレーヌ・ロゼのスティル・ワインと泡、そしてプリムールもしくはヌーヴォーと名の付くトゥーレーヌ・ロゼの場合、カベルネ・フランとカベソー、コ、ガメイ・ノワール、グロロー・ノワール、グロロー・グリ、ピノ・ムニエとピノー・ドニス、ピノ・グリそしてピノ・ノワールのうち2つの葡萄(それぞれ70%以下)の中の一つとして使って良いとされるわけで必ずしもピノー・ドニスが使われるという根拠は何もありません。

またトゥーレーヌの白泡の場合ピノー・ドニスは使えることにはなっているものの白泡に普通黒葡萄はブレンドされることがあったとしてもその比率は極めて低い訳であり、アペラシヨン・トゥーレーヌに於いて当該葡萄が主要葡萄であるとはとても言えないのが現状であります。


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Pineau d'Aunis N




ピノー・ドニスはロワール特有の黒葡萄です。

ピノー Pineau であり、Pinot ピノの類ではありません。葡萄の名前はカタカナではなく原語で覚えると混同することはありません。ロワールでピノーと名の付く葡萄は次の通りです。

Pineau d'Aunis 当該葡萄で果皮色は黒
Pineau de la Loire ピノー・ド・ラ・ロワール=Chenin Blanc シュナン・ブラン白葡萄
Menu Pineau ムニュ・ピノー= Orbois オルボワはフランス政府がワイン法で使う白葡萄の名称で正式名称 Arbois Blanc アルボワ・ブラン、拙ブログではこちら

また Pineau から始まる正式名称の葡萄は数少なく

PINEAU COUDERC 9265 VITIS INTERSPECIFIC CROSSING NOIR FRANCE
PINEAU D'AUNIS 9264 VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA NOIR FRANCE
PINEAU D'AUNIS TEINTURIER 15081 VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA NOIR FRANCE

ピノー・クデール、フランス原産の種間交雑による黒葡萄 (LINCECUMII × RIPARIA) × PINOT
ピノー・ドニス、当該葡萄
ピノー・ドニス・タンチュリエ、比較的再建発見された果皮と共に果肉まで赤く色付いた黒葡萄

ピノー・クデールはジョルジュ・クデール氏がフィロキセラ対策として種間交雑により創り出した葡萄であり当該葡萄とは全くの無関係。ピノー・ドニス・タンチュリエとの関係は今のところ不明であります。

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Picarlat N


ピカルラという名前の黒葡萄、拙ブログではその存在をこちらで示したことがあります。ネタ元はこちら、画像もちゃんと載っているのにフランスで栽培される葡萄のサイトには画像が載っていません。

葡萄の研究機関は INRA とか FIV とか他にもいろいろあるみたいですが、各研究機関の横の繋がりは無いのでしょうか?

さてこの葡萄は何とカベルネ・ソーヴィニョン(母)とあろうことかピノ・ノワール(父)の交配により生まれた葡萄とのこと。1980年代の事で、交配に関わったのはフランス農学研究所 INRA とボジョレーにある SICAREX Beaujolais であり、両者の共同開発という事でしょう。フランスで栽培される葡萄として政府が登録したのは2014年との事。

葡萄のデータはVIVC からこちらをご覧ください。コピーさせて頂くと

Prime name PICARLAT
Color of berry skin NOIR
Variety number VIVC 24742
Country of origin of the variety
Species VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography CABERNET SAUVIGNON × PINOT NOIR
Pedigree confirmed by markers
Prime name of parent 1 CABERNET SAUVIGNON
Prime name of parent 2 PINOT NOIR

ボルドーを代表するようなカベソーとブルゴーニュ赤ワイン用の高貴種ピノ・ノワールの交配とは一体どんなワインが産まれるのでしょうか? 尚この葡萄の用途はワイン用との事です。
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Picardan B 正式名称 Araignan




フランス政府は自国の葡萄としてこの名前 Picardan を正式登録していますが、フランスのワイン法には次のような記載があります。まずは当該葡萄をピカルダンと云うより「アレニャン」としている法令から取り上げます。アペラシヨン・パレットの葡萄規定ですがコピーすると

1°- Encépagement
a) - Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
- cépages principaux : araignan B (dit picardan B), bourboulenc B, clairette B, clairette rose Rs ;
- cépages accessoires : aragnan B, colombaud B, furmint B, grenache blanc B, muscat à petits grains B, panse muscade B ou panse du Roy René, pascal B, piquepoul blanc B, terret gris G (dit terret bourret), ugni blanc B, ugni rosé Rs.

アペラシヨン・パレットの白ワインについて主要葡萄の筆頭として「アレニャン(ピカルダンとも)」とアレニャンを優先しています。

念のため日本語に置き換えると「主要葡萄としてアレニャン、ブルブランク、クレレット・ブランシュ、クレレット・ロゼ、補助葡萄としてアラニャン、コロンボ、フュルマン、グルナッシュ・ブランミュスカ・ア・プティ・グラン、パンス・ミュスカードもしくはパンス・デュ・ロワ・ルネ、パスカル、ピクプール・ブラン、テレ・グリはテレ・ブレとも云うが、ユニ・ブランそしてユニ・ロゼ」。

現在判明しているのは主要葡萄であるアレニャンと補助葡萄として示されているアラニャンは同一葡萄であるということ。

次に別のアペラシヨンの葡萄規定をご紹介します。アペラシヨン・シャトーヌフ・デュ・パープの葡萄規定ですが、赤ワインと白ワイン用としての個別の記載はなく、赤白同じ葡萄規定ということでアルファベット順には次の通りの記載です。

V. - Encépagement
Les vins rouges et blancs sont issus des cépages suivants : bourboulenc B, brun argenté N (localement dénommé « vaccarèse »), cinsaut N, clairette B, clairette rose Rs, counoise N, grenache blanc B, grenache gris G, grenache N, mourvèdre N, muscardin N, picardan B, piquepoul blanc B, piquepoul gris G, piquepoul noir N, roussanne B, syrah N, terret noir N.

こちらではアレニャンではなく注釈もつかないpicardan B」で登場しています。

これは法令文言を作成する人物が複数存在して、それぞれ認識が異なっていることを如実に示している訳であります。つまり「ピカルダンとも呼ばれるが正式にはアレニャン」と認識している人物も居れば「あくまで昔からの呼称ピカルダンでなければならない」と頑なな法令文言作成者も居るということ。

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