ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Touriga nacional N



トゥリガ・ナシオナルと読むポルトガル原産の黒葡萄、拙ブログではこちらに書いた通りポルト酒の主要原料葡萄である。

Pl@nt Grape のサイトからこちらを見るとフランスでの栽培面積は2008年では1ヘクタール、以前のブログを見返すと2011年も1ヘクタール、ところが2016年ではなんと8倍の8ヘクタールと急増している。

それには理由があった。南仏で当該葡萄を栽培してワインを造っている生産者が居るのだ。

こちらがそのワイン、ヴァン・ド・フランスだがトゥリガ・ナシオナル100%で造られている。生産者はドメーヌ・ピエール・クロ、かなり評判良いらしく、このワインを取り上げているブログを見かけるようになった。一例はこちら

日本でもこの生産者のワインを輸入しているが肝心のトゥリガ・ナシオナルのワインは扱っていないらしい。こちらをご覧あれ。

この生産者がトゥリガ・ナシオナルを8ヘクタールも栽培しているとは思えないので恐らく近隣の農家も栽培し始めたのかも知れない。

トゥリガから始まる葡萄は全部で4つ存在するが白葡萄のトゥリガ・ブランカはトゥリガ・ナシオナルとは無縁の正式名称 Branco Gouvães という葡萄で、他の TOURIGA FEMEA はトゥリガ・ナシオナルと MALVASIA FINA の交配で生まれた葡萄、TOURIGA FRANCA は MARUFO と トゥリガ・ナシオナルとの交配で生まれた葡萄である。

トゥリガ・ナシオナルの特徴は紅葉すること、VIVC から画像を拝借して公開させて頂く。

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Tourbat B



トゥルバと発音する白葡萄、拙ブログではこちらで取り上げたが、最新のVIVC パスポートデータを見るとその親が見つかったらしい。

トゥルバのデータはこちら、何とトゥルバの母親葡萄はスペインの古代葡萄 Hebén エベンであることが判明、父親は未だ特定できていない。エベンはカヴァの原料葡萄の一つであるパレリャーダの母親葡萄であることも分かっていて、今後エベンが関わっている葡萄が明らかになってくるであろうと予測する。

ソーヴィニョン・ブランやシュナン・ブランに理論上サヴァニャン=トラミナーが関わっていることが明らかになって、もう一派としてフランスで忌み嫌われた白葡萄グエ、正式名称ホイニッシュ・ヴァイス系統も明らかになり、第3の一派としてこのエベンの系統の葡萄が解明されることによりヨーロッパ葡萄の歴史が浮かび上がるはずだ。

トゥルバは南フランスではマルヴォワジー・デュ・ルシヨン MALVOISIE DU ROUSSILLON と呼ばれ複数のアペラシヨンの主要葡萄の一つとなっているが、その件は昔のブログを参照されたし。
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Tinta Barroca N



以前は載っていなかったポルトガル原産の黒葡萄、フランス政府がどうしてこのような他国の葡萄を載せたがるのかは知らないが、ポルトガルではご自慢のポルト酒に使われる葡萄とのこと。画像を拝借しているこちらによると2013年からフランス政府の公式葡萄カタログに載ったとのことだが、例によって2016年の栽培面積ゼロである。

有名な生産者のサイトによるとトゥリガ・ナシオナル、トゥリガ・フランチェーザ(正式名称トゥリガ・フランカ)、ティンタ・ロリス(テンプラニーリョのシノニム)の次に重要な葡萄のようだ。

VIVC からこちらを開くと

Pedigree confirmed by markers  MARUFO × TOURIGA NACIONAL
Prime name of parent 1  MARUFO
Prime name of parent 2  TOURIGA NACIONAL

マルフォ(母)とトゥリガ・ナシオナル(父)の交配種である。マルフォは Mourisco tinto (キプロスでの正式名称)とも呼ばれポルト酒の原料葡萄の一つであり、トゥリガ・ナシオナルは最も重要なポルト酒の原料葡萄である。ポルト酒の原料葡萄同士の交配だから当然の事ながらポルト酒の原料葡萄であって然るべき。

シノニムは8つ報告されていて

BAROCCAS
BARROCA
BOCA DE MINA
TINTA BAROCCA
TINTA DAS BAROCCAS
TINTA GORDA
TINTA GROSSA
TINTA VIGARIA

当該葡萄とトゥリガ・フランカは兄弟葡萄である。VIVC からコピーすると

Prime name TOURIGA FRANCA
Color of berry skin   NOIR
Variety number VIVC 12593
Country of origin of the variety PORTUGAL
Species   VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree confirmed by markers MARUFO × TOURIGA NACIONAL
Prime name of parent 1  MARUFO
Prime name of parent 2  TOURIGA NACIONAL

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昨日の続き
固有の葡萄と思われるグルナッシュ・ノワール、スペイン原産なので正式名称はガルナッチャ・ティンタは拙ブログのこちら、ミュスカ・ア・プティ・グラン・ブランはこちら、昔は希少な葡萄と云われたヴィオニエはちょっと古いけどこちらに纏めている。

サンジョヴェーゼ、フランスではニーエルーチョで登録されているが拙ブログでは2年ほど前にこちらに書いたようにその親については未だに2つの説が残っており結論には至っていない。

テンプラニーリョは最近こちらで取り上げたが白葡萄アルビーリョ・マイヨールを母、黒葡萄ベネディクトを父として交配により生まれた葡萄である。

念のためその他の葡萄もリンク先を貼り付けておくので参照されたし。

ピノ・ノワール

メルロー・ノワール



シラー

カベルネ・ソーヴィニョン

ネッビオーロ

セミヨン

ピノ・グリ

シュナン・ブラン

リースリング

ソーヴィニョン・ブラン

シャルドネ

ゲヴュルツトラミネール

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およよ! Pinot noir とSavagnin blanc に親子関係?
ピノ・ノワールは主にドイツ、オーストリアで栽培されている Saint Laurent、ドイツ語表記のSankt Laurent ザンクト・ラウレントと親子関係が示されたことについて拙ブログのこちらで述べたが、今日 VIVC のピノ・ノワールから親子関係についてこちらを開いたところ、何と SAVAGNIN BLANC が出てきてビックリした。

念のため VIVC でサヴァニャン・ブランを開くとこちらの通り

Parent - offspring relationship YES

ペアレント-オフスプリング・リレイションシップの右側のイエスをクリックするとピノ・ノワールが表示される。

仮に親子関係が認められるとゲヴュルツトラミネールとも関連付けられることになる。

西ヨーロッパで主に栽培される葡萄で固有種と云われるのはグルナッシュ・ノワールヴィオニエミュスカ・ア・ブティ・グラン・ブランぐらいで、他のピノ・ノワール、シャルドネ・ブラン、メルロー・ノワール、コ、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン、セミヨン、シュナン・ブラン、リースリング、ソーヴィニョン・ブラン、ネッビオーロ、サンジョヴェーゼ、テンプラニーリョ、ピノ・グリそしてゲヴュルツトラミネールは何らかの葡萄と親子関係が認められるかもしくは全くの交配種のどちらかである。
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