ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

ワインメーカーズディナー
国産ワインにはまったく興味ございませんが、知人が行くとのことでお付き合い、とある中国料理店に参りました。

まずはデラウェアから造ったという白ワイン。ワインというより葡萄ジュース、匂いは葡萄そのままでワインとしての香りとは縁遠いもの。若干ではない濁り、純粋な葡萄果汁では無いように感じます。

デラウェアは普通食用葡萄であり、ワインに使えないことはありませんが、生産者はこの葡萄に拘ると仰る。人それぞれ好みはいろいろ。

デラウェア DELAWARE は1849年アメリカはオハイオ州のデラウェアで Thompson, A.; Provost, P. の両氏により種間交雑から生まれた葡萄であります。つまりその生まれた地名にちなんで名付けられた葡萄であり、日本原産ではありません。そのオリジンは複雑な種間交雑ゆえ興味ある方はこちらをご覧ください。ヴィティス・アエスティヴァリスはこちらをご覧ください。ヴィニフェラ、ラブルスカ以外に葡萄の種は存在します。

さて会場となった中国料理店のセラーを拝見して驚きました。

何と DRC などの高級ワインがズラリ勢揃いしているのです。客単価 6000円ほどのお店にこれだけの高級ワインが必要なのか甚だ疑問でありますが、富裕層が集まる北新地近くなのでアンバランスなワインを注文する客が来店するのでしょうね。

お料理ですがカナッペの類はありがちな濃い味ではなく薄味で上品過ぎるほど。薄いワインのために特別に作られたのかどうかはわかりませんがなかなか好みであります。さらに変わり豆腐のサラダ、蒸し鶏の冷製、海月など美味しく頂きました。

ところが鰆の焼き物はサゴシ、最近の中国料理ではサゴシを鰆と呼ぶのかもしれませんが・・・。メインとなる青椒肉絲には青いピーマンではなく赤・黄ピーマン。肉は流行の熟成肉か、固いのは仕方ないかもしれませんが奇妙な臭いに閉口であります。

極めつけはこの店の自慢料理バーツァン中華粽、肝心の豚肉の脂が美味しくありません。豚の質も悪ければ調理もイマイチ。これで流行っているなら大阪人の舌のレベルを疑われても仕方ありません。

またワイン生産者の弁が気になります。

「濃いワインが欲しければ他所へ行け、薄いワインこそ私の求めるワインである」

飲んでいる最中にも変化してしまうワインなど評価の対象にもなりません。またワインは造ってすぐ飲むべきものではありません。質の良いワインと、単に欲しがる人が多いワインとは全く次元の違うものと考えます。

ワインのようなアルコール飲料という新たな領域の飲み物と考えます。

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Gruner Veltliner Langenlois 2012 Weingut Weszeli
日本語表記は グリューナー・ヴェルトリーナー ランゲンロイース ヴァングート・ヴェスリ (輸入元そのまま)となっています。葡萄の名前ですが、ドイツ語読みする「グリュナー・フェルトリナー」の方が一般的と思いますが如何でしょうか。

さて、オーストリア・ワインのサイトを見るとおよよ! このワインに使われている葡萄 グリュナー・フェルトリナーは次の葡萄の交配だと決めつけています。サイトはこちらでコピーさせて頂くと

起源:トラミーナー × St.ゲオルゲンの自然交配

英語のサイトはこちらで同じく起源はオーストリアで

Parentage: Natural offspring of Traminer and St. Georgen. The second parent variety was found in St. Georgen in Austria's Burgenland.

ところがこちらのサイトではグリュナー・フェルトリナーの起源はまだ解明されていないとあります。

VIVC ではこちらの通り原産国はオーストリアではなくイタリア、そしてその親については何の記載もありません。即ち現在までにこの葡萄の両親となる葡萄は不明と云うこと。イタリア原産の固有品種である可能性が高いということ。

またオーストリアワインのサイトの説明にある トラミナー(Traminer)、St. ゲオルゲン(St. Georgen)を VIVC のサイトで検索するとトラミナーは VELTLINER ROT もしくは SAVAGNIN BLANC のことであり、トラミナーを正式名称とする葡萄は存在しません。また後者 St. Georgen は VIVC のデータベース上には存在しない葡萄でありますトラミナーそのものもどちらか特定できない訳ですからこの説には無理があります。

従って現在の時点でオーストリアワインサイトの説を結論と決めつけるのは時期尚早であると考えます。

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Admirable de Courtiller その2
さて両方のサイトでこのアドミラブル・ド・クルティエは19世紀ロワールのソミュールに於いてクルティエ氏がビカーヌとシャスラを交配することにより生まれたとあります。
元祖ではその年代を 1840年とし、交配した人物を Docteur Auguste Courtiller と詳しく述べています。またビカーヌはこちら、シャスラはこちらとリンクまでしています。

ところが VIVC のパスポートデータからビカーヌはこちらで、問題ありませんがシャスラとされるのは一般に知られる CHASSELAS BLANC とは異なる CHASSELAS であります。

アドミラブル・ド・クルティエのシノニムは結構数多く 23例報告されています。

こちらのデータはフランスでの栽培面積の推移を示しますが近年はめっきり減っており、こちらのデータによると 2011年のフランスでの栽培面積は僅か5ヘクタール。食用葡萄との分類ですが、VIVC によるとワイン用とも示されています。

いずれにせよ結果として栽培されなくなった理由としては食べても美味しくないか、ワインに仕込んだところで美味しくなかったはず。現代人の好みに非ずということでしょう。


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Gewurztraminer Reserva 2009 Viña Leyda
今年のゴールデンウィーク中に開けたのが同じ生産者のリースリング。ところがまるでダメワインみたいに書いてました。チリワインというと偏見を持っているのではありませんが、ワインは通常US$にて取引きされるモノであり、チリの通貨ペソでは取り扱われていません。

恐らくチリの葡萄栽培している人には余り利益の還元はされていないはず。中間搾取している輩が多いと思うのですが・・・。

ではチリの人達はどんなワインを飲んでいるのでしょうか。チリやアルゼンチンに滞在していた人が知り合いに居りますので尋ねたところ輸出用のワインとは別物の安いワインとのことです。

ワイナリーのことなどは以前のリースリングをご覧頂けると有り難いと思います。

さてあまり好みではない葡萄品種ゲヴュルツトラミネール、どんなワインか開けてみましょう。

スクリュー・キャップなのでワイン抜きは不要、暑いのでガンガン冷やします。グラスに注ぐと先日と違って妙な泡立ちもなく刺激的な匂いもありません。
色は彩度の低い薄黄緑色、香りはゲヴュルツとはとても思えない控え目な果実香。
口に含むとサラサラと水みたいに薄い。

ゲヴュルツと云うのでカレーを仕込んだのですが全く見当違いな薄味ワインであります。

何度か申し上げましたがこのゲヴュルツトラミネール、正式名称はトラミネール・ロット TRAMINER ROT で表皮の色は黒でもなければ白でもありません、赤なのです。葡萄品種番号12609でこちらをご覧下さい。シノニムは何と160も報告されています。

アルザスのゲヴュルツとは大違い。ですが甘くもなく結構ドライな白ワインで食べ物の邪魔にはならず、暑い日にはこんな爽やかな薄味ワインも悪くはありません。


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Riesling Reserva 2009 D.O.Leyda Valley Viña Leyda
チリワイン、最近法律が整備されたのでしょうか原産地名称レイダヴァレーを伴うリースリングのレゼルヴァ、ヴィンテージは2009年。生産者は地域の名称そのままのヴィーニャ・レイダ。

生産者のサイトはこちら、英語とスペイン語版だけですから結構信頼できるところかも知れません。

サイトからその設立は1997年で原産地が法律によって定められたのは21世紀に入ってからの2002年5月とのことです。所有する畑は245ヘクタール、チリでは小規模化も知れませんけどね。
所在地と葡萄畑はこちらをご覧下さい。南北に細長いチリの国土のほぼ真ん中、首都サンチアゴから南西90キロの海岸に近いところです。

このワインはサイトにあるシングル・ヴィンヤードのものではなくレイダ・ヴァレーのリースリング、ここでのレゼルヴァの定義はハッキリ分かりませんが2010年もリリースされているみたいですからそれよりは熟成したものと考えれば良いと思います。
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