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2006年07月10日

Cr?mant de Loire NV Louis de Grenelle

vinsjuillet-009.jpg蒸し暑い日が続き自宅に戻ると冷えたビールをグイーッと飲み干してみたい気分ですが、我が家にビールはありません。もう何年も前のことですがビールの飲み過ぎ(?)でお腹の調子が悪くなり、それ以降はお店で飲んでも1杯だけ、生ビールならジョッキ1杯だけに制限しています。で、セラーの中のこのスパークリングワインをアルザス用の細長いクーラーに入れ急冷させました。アルザス地方のワインクーラーは背が高く細いので少量の氷で効率よくワインを冷やすことが出来て便利ですが残念ながら市販されているのは見たことがありません。このクレマン・ド・ロワールはソミュールの近くにある協同組合です。輸入元の説明によると「カーヴは地下12メートルの深さにある15世紀に掘られた採石場で、そこで醸造・熟成が行われています。4,000,000本のストックを管理するためのカーヴ内は、広く複雑なため、『15区・コトー通り』などの標識があちらこちらにあり、スタッフが迷わないようになっています」とのことです。

よく冷やしたつもりでしたがガラスが分厚いせいでしょうかコルクを抜くと勢いよく吹き出してしまいました。あー、勿体ない! しかしこれだけのガス圧があるということは大量に出回る安物シャンパーニュより中身は期待できるはず。氷を追加しさらに冷やすと期待通り細かい泡の爽やかなワインでありました。
輸入元に資料によると「ブドウ品種はシュナン・ブラン、シャルドネ、カベルネ・フラン、醗酵・熟成は全てステンレス・タンクにより行われ瓶内熟成期間は24ヶ月、平均樹齢は20年、栽培面積は80ha、単位収穫量は50hl/ha、平均年間生産量は150,000本」とのことであります。色は青みを帯びたイエロー・ゴールドで泡立ちはクレマンによくあるボコボコとしたものではなくとても繊細で香りは柑橘系です。味わいは辛口でガスパチョや枝豆にはよく合いました。瓶の肩のスロープにデゴルジュの日付らしい印刷を確認しました。L1 02 06 CL F と黒字が読み取れますがかなり小さな文字であります。今年の2月にデゴルジュされたに違いありません。単純な味で飽きてしまうものが多いのですがこのクレマン・ド・ロワールの品質は高く味わいや香りは実に複雑であります。下手なシャンパーニュよりも余程美味しいものであると断言します。価格は税別定価で¥2300 と極めてリーズナブルです。泡に関しては協同組合生産のもの大変お買い得であると思います。何でもかんでもドメーヌ物が良いというのは大きな間違いであります。

posted by:Georges :

コメント

グルネルを見つけたのはホントに偶然でした。ロワールのクレマンを取り扱いしてなかったので、広い会場内を必死で探しましたが、飛び出ておいしいものは見つからず、疲れ果てて諦めたころに、目の前のブースを試飲してなかったのに気づきました。縁ですね・・・。
ホントにあの界隈では一番大きなCOOPでしょう。丘の上にそびえるワイナリーでした。記載の通り、迷路ようで、通りの名前がなければ大変、というのがよくわかりました!

投稿者 Midoc : 2006年07月14日 19:34

ロワールの協同組合は馬鹿に出来ませんね、良いところが結構あるものです。昔よく飲んだのがアリアンス・ロワールというこれも協同組合の泡でした。ここは10年以上寝かせたものを出荷してましたよ。

投稿者 Georges : 2006年07月14日 19:34

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