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2006年07月11日

Alsace Riesling S?lection de grains nobles F 27 1989 Maison Trimbach

vinsjuillet-010mdct.jpg今日のワインは限りなくまともに近いブショネ。誤解の無いように申し上げますが、この写真のワインではありません。あるフランスワインなのですが最近ブショネに遭遇することがとても多いように思えてなりません。ブショネにならないための工夫、即ちスクリュー・キャップ方式にすべきだと考えますが如何でしょうか? ワイン醸造の設備は近年極めて向上しておりますが精度の低いボトルと多孔質であるコルクだけは旧態然としています。疑問を抱かないほうが不思議だとは思いませんか? 私はワインを楽しむに於いて儀式のようなソムリエの行動は不必要だと思います。コルクがなくなればブショネもなくなる訳でソムリエ諸氏に開けて貰う必要も無くなる訳です。そもそも(何度も申し上げますが)ソムリエの仕事とは良いワインを買い付け、保管し、飲み頃に達すればワインリストに載せるのが一番大切な仕事であります。客が迷ったらアドヴァイスするのは当然のこと。食事とバランスの取れるべきワインを品揃えするのがソムリエの仕事であります。ワインを目隠しで当てるのが仕事ではありません。

話は逸れてしまいましたが、例の壊れたセラーの中にあったワインをご紹介します。アルザス・リースリング セレクション・グラン・ノブル F27 ヴィンテージは1989年です。右端の F27 が注目すべきところであります。ワイン通と自称されておられる方でもこのワインに出会うことは恐らく無いと思います。プライヴェートワインとはこのような特別なキュヴェを意味することで市販されることは殆どありません。ネットに見掛ける稀少ワイン、諸外国では普通に見られることが多いのです。
ワインを煽る人々について少し述べたいと思います。
豊中のMさんとは大変古いお付き合いですがリニューアルされてからはまだ一度も行っておりません。理由は詳しく書きませんが、最近届いたシェフのメッセージによりますとワインをどうやら胡散臭い人のチョイスに変更されたとか・・・。道理で「料理はともかくワインが不味い」とのご指摘を数人から伺いました。
この胡散臭い人物についてはご想像にお任せしますがこの人物、本来の仕事は翻訳業であったはず。いつの間にか自分が経験でもしたように思ったのでしょうか、ワインについて語り出しました。しかし彼女のワインについての判断能力は極めて乏しいと私は想像します。自らが仕入れたワインが実は売れないからこそ会社をクビになったのではないでしょうか? 八田商店はまだしも自ら立ち上げたとされるル・テロワールもいつの間にか解任されましたよね。ここの経営者は表に出てきませんがどういう理由か教えて頂きたいと思います。フランス人生産者の間で評判が良いというのはただ沢山買ってくれるだけのことではないでしょうか? 沢山買ってくれる人のことを悪く云う人間はおりません。しかしその買ったワインが飛ぶように売れているのでしょうか? 一度は飲んでみても次からは別のものを選ぶはずです。ビオワインと云われるものの中で本当にワインの質が良いと私が判定するワインは今までにほんの数例あるだけです。下手な川柳ですが「ビオワイン 一年置いたら もう終わり」てなことにならなければよいのですが。本当に素晴らしいワインとは簡単には仕上がらないはずで、長い年月が必要な場合が多いと思います。ビオワインだけを扱うレストラン、旨いと思ってワインリストに出しているならそのレストランの料理は旨くはないはずです。

posted by:Georges :

コメント

ダウンロード中に「ブショネ」の文字が出てきたので、思わず叫んでしまいましたが、そうでなかったんですね。
スクリュー・キャップは私も賛成派です。でもソムリエさんはイヤがるんでしょうね。オセアニアではそれが普通で定着してきているのに、ちなみにスイスもですが・・・外見ばかりにとらわれちゃうんですかね・・・?残念な気もしますが。

投稿者 Midoc : 2006年07月14日 19:35

Midocさま

お早うございます、いつもお世話になり有難うございます。へへへ、写真のワインはなかなか簡単には開けられません。これがブショネなら大泣きするかも・・・。

酷いブショネはすぐ分かりますが、微妙なるヤツは判定するのに勇気が必要です。飲めそうで飲んだらしんどいヤツ、経験しておれば判断つきますが初めてなら「ゲーッ、不味い」の一言でクレームしないかも知れませんね。今週はワイン会が重なり、蒸し暑いのもあって体調不良気味どす。
スクリューキャップにして慇懃無礼なソムリエを一掃することが出来ればスカーッとするはずですが如何でしょうか? まずは宝塚ホテル出身の「アッカンベー」のMなんて最有力候補。この人インポーターに「お前とこは出入り禁止にしてやる」なんて平気で云うそうですよ。

投稿者 Georges : 2006年07月14日 19:35

ブショネは人によって判断が難しいようですね。会社にも、知識は人2倍(いやそれ以上かも)でも部ブショネは人の半分(プラ・マイゼロ!?)という人がいますよ。(爆)

しかし、この川柳、おもしろいですね。使わせていただきます!

投稿者 Midoc : 2006年07月14日 19:35

ははははっ、しょうもない川柳ですが、今しこたま買ってる人達の来年の今頃、真っ青な顔しているのが眼に見えるようです。「今飲んで すぐ旨いのに 来年は 飲むに耐えない 酷い酒 こんなことなど 想定外の 合田酒」 ワインの本質を見極めることの出来ない人の云うことに従えば、結果は惨めなものに終わるはず。自分が努力しないで人の話を鵜呑みにするからこういうことになるのです。自分の言葉でワインを語るようにならないとダメですね。

投稿者 Georges : 2006年07月14日 19:36

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