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2008年04月17日
2008年4月の直心
西宮神楽町の日本料理「直心」のお料理、多くの店は月替わりが多いのですがここは当日の入荷状況でメニューが変わります。ですからこのブログのお料理は明日予約しても必ず食べられるとは限りません。また別の意味から月に二度三度行っても同じ物が出てくることはあまりないという有難いお店であります。
先ずは先付けの一品目は北海道産殻付き馬糞海胆。もちろん明礬無添加の海胆本来の味。写真はつぶつぶ感を出したかったのですが周りがぼけてしまいました。
次に富山の白海老、岩塩を振り酢橘を搾ってあったのですがもう少し塩控えめの方が有難い。
さらに淡路の蛸の柔らか煮、和辛子を添えると風味が増します。
面白いのは新玉葱の塩蒸し、玉葱の甘さが引き立つ調理法です。
ここでお椀が登場。白魚に若布そしてこごみに花弁人参が添えられ吸い口は木の芽。
向こう付けは何とでかい真魚鰹。鱗を取り皮付きのまま炙り造りにしますが結構脂ののった独特の食感に驚きであります。真魚鰹は生きてるときは真っ黒、締めると銀色になりますが普通見かけるのは鱗の取れた状態がほとんど。
もう一皿は北海のボタン海老ですがこれまた超ビッグサイズ。身の甘さは格別ですが青色の卵までプリプリして旨い。
箸休めにスナップ豌豆の胡麻クリーム。鮮やかな緑色に茹でられます。
お料理はまだまだ続きます。
この時期鯛の白子は旨味が増しており薬味ポン酢で食べるととても濃厚。
焼き物は福井で水揚げの大きな針魚を塩焼きに。
ここで花山葵のお浸しに糸鰹。
蛍烏賊の沖漬けですけどこれは残念ながら毎度の英ちゃんには敵いませんね。
煮物は「若狭甘鯛と徳島の筍の蒸し物」添えられる春菊と薄揚げなど添え物まで旨いのが吉兆出身ならでは!
ここからは揚げ物で最初に鯛の天麩羅、思わず写真を忘れてパクついてしまいました。2番目がこのグリーンアスパラ。
天麩羅のもう一品は山独活の芽。これぞ山菜の風味!
いつもの土鍋炊き込みご飯ではなく今日は穴子ちらし寿司。もちろん目の前で穴子が焼かれご覧の通り。全ての作業はカウンターから丸見えです。
デザートは桜餅。
投稿者 : : 2008年04月17日 07:31
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コメント
久しく行ってないですが
本当によいお店ですよね。
いつ行っても後悔なし。
お料理にご主人さんの人柄がでています。
また行きます。
投稿者 しゃべる臓器 : 2008年05月14日 12:01
しゃべる臓器さま
ご投稿有難うございます。毎月一度ですが行く度に感心する食べ物が出てきます。
素材を見る眼力というか、選別能力が他の料理人とは違っているみたいです。
明日行ってきますのでまたレポート見てください。何卒よろしくお願い申し上げます。
投稿者 Georges : 2008年05月14日 12:26